なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

久しぶりの10代の入院

2013年04月11日 | Weblog

 内科新患担当の医師(大学病院から)から発熱の患者さんが来ていると連絡があった。17歳の男性で、一昨日から発熱(高熱)が続き、昨日から咽頭痛があった。水分はとれるが、食べられないという。飲み込めないわけではない。咳はなかった。扁桃腺の発赤・白苔があり、前j頸部リンパ節が複数腫脹していた。白血球数12000、CRP7.9と高値で、肝機能障害はなかった。異型リンパ球はない。溶連菌とアデノウイルスの迅速試験はどちらも陰性だった。かといって伝染性単球症でもなさそうだ(否定はできないが)。1か月前に同じ症状で内科クリニックに3回通ったというので、扁桃炎を繰り返しているのかもしれない。

 耳鼻咽喉科の外来(大学病院から応援)が午後にあるので、紹介して診察してもらった。扁桃周囲膿瘍や喉頭蓋炎のような危険な所見はないという。当初外来治療を希望していたが、食欲がなくだるさがあり、入院を承諾した。内科病棟は80歳から90歳の入院がほとんどで、17歳の入院は珍しい。点滴と抗菌薬投与で経過をみることにした。

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