なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「J-IDEO」を購入

2017年03月18日 | Weblog

 新しく出た感染症雑誌「J-IDEO」を購入した。少年ジャンプのような雑誌?を目指しているらしい。とりあえず忽那賢志先生の「日本全国感染症ケースカンファランス 道場破り」を読むだけでもいいかと思って購入した。上村先生との掛け合い形式は面白すぎる。

 感染症カンファランス実況中継は、IDATENの電撃性髄膜炎菌菌血症(紫斑病)・髄膜炎だった。こんな症例が当院に来たらどうするかというと、高次医療機関への救急搬送だが、受けてくれる病院は大学病院救急部しかなさそうだ。

 金曜日に施設から95歳女性が約1週間食事摂取できないということで救急搬入された。尿路感染症はあるものの、肺炎・心疾患・脳血管障害・明らかな悪性腫瘍(CTでみえる範囲で)はなく、脱水症・尿路感染症の治療をしても食べるようにならなければ、老衰ということになりそうだ。当院らしい入院だが、こんな医療機関も必要なのだろう。

 IDATENは次回開催の告知が遅いので、なかなか予定が立てられないのが困る。J-IDEOはとりあえず1年間定期購読してみることにした。

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