今朝は我がSMILEの湯川君がfacebookに投稿した記事を転載させて頂きます。
現在の男子マラソンの日本記録は…...
2002年シカゴマラソンで出した、高岡寿成さんの2時間6分16秒である。
(それ以前の日本記録は藤田敦史さんが2000年福岡国際マラソンで出した2時間6分51秒)
それから10年以上経過したが、この記録は未だに破られていない。さらに言えば、この時の高岡さん以降、日本人で2時間6分台を出した選手は一人もいないのである。
アジア大会で言えば、1986年のソウル大会で出した中山竹通さんの2時間8分21秒が大会記録として未だに破られていない。
中山さんのベストは1985年の8分15秒(当時日本最高)、それから17年後の2002年に高岡さんの6分16秒(日本記録)、そこからさらに12年が経過し、ウェアやシューズは遥かに進化を遂げているし、世界記録も2分台に突入しているのだが…。
マラソン日本の復権に期待を寄せつつも、その難しさを痛感した、今回のアジア大会であった。
『1位でなければビリでも同じ』
1988年ソウル五輪で4位に終わった中山さんの言葉が、今ではある意味誇らしい。
今回のアジア大会を観て野の様な思いをしたのは彼や私だけではないと思います。
一方で市民のマラソン熱はいやが上にも盛り上がり、日々の練習風景にそのことを確認する事が出来ますね。
例えば昨日、一日中凄い雨が降ったにもかかわらず、朝から別所沼公園で観察していた私が見たものは
我がSMILEのメンバーだけでも40キロ走のAさん、30キロのK君、夜になって20キロのSさん、
大会出場組ではトレイル50キロのT女史とハーフレースのA女史。
私が終日観察していた別所沼では決して彼らだけではありません。
私がフルマラソンに初出場したのは52年前、その時代は雨の中でも練習するなんて・・・・・・・
確かに底辺はめちゃくちゃ広がりを見せているものの、それがトップレベルの記録向上には直結しないのが寂しいですね。
そうした記録の停滞には何か大きな原因が有るんでしょうか?
専門家が日夜取り組んでいるのにもどかしいですね。
ひたすら市民のマラソンランナーのお手伝いに徹して行きながら、
何時か再び日本が世界の頂点へ近つく日を楽しみにしています。