5月13日午後2時、熊本城を降りた僕は、同期の住む熊本駅方面へと移動。市電はいつも混み合っているので、今回はバスを使ってみました。
渋滞する時間でもなかったので、駅前には並走する市電と同着。ただ運賃は、10円高かったです。
がんばるばい!
駅裏で待ち合せた同期の車に乗せてもらい、益城町中心部へと向かいました。震災から2週間も経たない4月末に一度仕事で来ており、その後の様子が気になっていたのです。
まだ壊れたまま手つかずの家は多く、道路もがたがた。厳しい状況の街中に、真新しいテントが立っていました。東北でも多く見られた、復興屋台村です。
時間帯が時間帯なので、お客さんの数はまばら。夜には賑わうのかな?
ドライバーがいるので飲むわけにもいかず、からあげと「水」でおやつにしました。
メッセージボードには、著名人のサインも。
市内に戻り、昨年3月に開業したばかりの西熊本駅を見物に来ました。熊本市側が経費全額負担した、いわゆる「請願駅」です。
立派な高架駅だけに、経費もハンパなかったろうと思います。
駅周辺は街中というより、郊外の「バイパス沿い」といった風情。駅のすぐ北側には、高架を挟んでイオンタウンが広がります。バイパスを挟む分、駅とは心理的な距離感があるのは残念。
一方、駅前ロータリーの前はマンション建設予定地になっており、平日は電車、休日はクルマの生活には便利そうです。
駅そのものは、熊本駅の隣にも関わらず、無人駅なのは驚き。券売機も簡易型です。
改札には、都市型無人駅でおなじみの列車位置情報紹介サービス「どれどれ」がはめ込まれていました。今後も、こんな駅が増えていくんだろうな…。
駅事務室自体はしっかりしたものが設置されていて、有人駅で計画されていたのかも。もし事務室設置の費用も公費で負担されたのだとしたら、ちょっと腑に落ちない感はあります。
新しい高架駅だけに、ホームも立派。壁面には県産材が使われ、無機質なホームに温もりを与えていました。
同期と別れ、今宵の宿にチェックイン。ワシントン系のR&Bホテルです。
GW明けの週末なのに宿の確保には難航し、ようやく予約できました。観光はもちろん、復興需要も重なっているのかもしれません。
夕方7時のアーケードに出てみれば、あい変わらず賑やか。広いアーケードに人があふれる様子は、福岡では見られない光景です。
2014年に閉店したダイエー熊本下通店跡には、新たな商業施設「COCOSA」が1週間前にオープンしたばかり。
地方の大型スーパーやデパートの閉店はよく聞く話だけど、すぐに代わりのものが建つあたり、熊本市街地はまだまだ元気です。
アーケードの反対側から見ると、5階までが商業施設、6階より上はオフィスという構成がよく分かります。
JR熊本駅では、JRの手による駅ビル開発が予定されており、福岡における天神VS博多の構図は、熊本でも展開されそうです。
市役所裏の焼鳥屋さん「八師団」で、明日への英気を養いました。
明けて5月14日(日)。7時には早起きして、8時に交通センター(工事中のため仮営業中)へ出てきました。
熊本空港行きのリムジンバスは、韓国・ヒュンダイ製の大型バス。自家用車の市場には切り込めなかったヒュンダイも、長距離バスの世界ではじわじわ浸透してきています。
僕自身は韓国で乗り慣れていることもあって、違和感ゼロ。快適な乗り心地でした。
郊外に出れば、阿蘇を目指すライダーたちの姿も目に付きます。5月の阿蘇は、震災の前も後も吹く風爽やかな別天地。最高でしょうね。
今回は空港を目指すわけではなく、1つ手前のテクノ団地前で下車しました。テクノ団地はもともと工業団地ですが、現在は多くが、大規模な仮設住宅団地になっています。
既存の市街地とは距離があるけれど、市内へゆったり座っていける空港バスが使えるのはいいですね。
益城の市街地との間にも路線バスが走り、車のない人の生活も支えています。
イオンの仮設スーパーをはじめ、商業施設が並んだゾーンもありました。木造の集会所は団地で1ヶ所だけではなく、区画ごとにいくつも設けられています。
仮設住宅の暮らしは本当に大変な面も多そうですが、少しでも不便を和らげようとする試行錯誤が続きます。
今回の熊本入りの目的は、テクノ仮設団地への「緑のカーテン」設置のお手伝いのためでした。東京のNPO「緑のカーテン応援団」の主催で、これまでも東日本の各地で設置して来られたのだとか。
まずはモデルを見ながら、設置方法のレク。ノウハウが確立されています。
午前中はネット設置班として作業。ネットは、窓の庇のボルト部分にひっかけます。
作業としては単純で慣れれば早かったのですが、脚立の昇降に想像以上の筋肉を使っていた模様。
お昼ごはんは、カレーをもりもり御馳走になりました。
午後は土入れと苗の植え付け班に回り、無事に作業終了。当初は希望されていなかった世帯からのリクエストも多く寄せられたそうで、少しでも夏の苦労が和らげばと思います。
5月の阿蘇とは思えない陽気で、体は汗だく。いい運動にもなりました。
集会所での打ち上げも終わった頃には、長い初夏の陽も傾き始めていました。
日曜の夕方とあって空港から市内へ戻る人も多く、空港バスは満席状態。補助席で、うつらうつら船を漕げば、バスはネオンきらめく市街地へと入っていました。
我々グループの打ち上げは、昨日発見した「オーデン」の本店へ!老舗のビアレストランです。
店内は、本場・ドイツのイメージ。新婚旅行で行ったドイツのビアホールを思い出します。
メニューはビールだけで、何ページにもわたります。樽生ビールだけでも常時7種類。どれにしようか迷いまくりです。
ともあれ時間もないので乾杯!ソーセージも熊本産の手作りで、ビールにもよく合います。昼間に抜けた水分を、一気に補充しました。
わずか40分ほどのドイツ体験でしたが、満足。今度はゆっくり来たいです。
帰路は、早得で抑えておいた「つばめ」で久留米へ。熊本までなら普通電車でも充分だとは思うけど、翌日が控えているときはやっぱりラクでいいものです。
おかげで翌日からの仕事も元気バリバリ・・・だったらよかったのですが、脚立昇降の後遺症(筋肉痛)に、1週間悩まされたのでした。
渋滞する時間でもなかったので、駅前には並走する市電と同着。ただ運賃は、10円高かったです。
がんばるばい!
駅裏で待ち合せた同期の車に乗せてもらい、益城町中心部へと向かいました。震災から2週間も経たない4月末に一度仕事で来ており、その後の様子が気になっていたのです。
まだ壊れたまま手つかずの家は多く、道路もがたがた。厳しい状況の街中に、真新しいテントが立っていました。東北でも多く見られた、復興屋台村です。
時間帯が時間帯なので、お客さんの数はまばら。夜には賑わうのかな?
ドライバーがいるので飲むわけにもいかず、からあげと「水」でおやつにしました。
メッセージボードには、著名人のサインも。
市内に戻り、昨年3月に開業したばかりの西熊本駅を見物に来ました。熊本市側が経費全額負担した、いわゆる「請願駅」です。
立派な高架駅だけに、経費もハンパなかったろうと思います。
駅周辺は街中というより、郊外の「バイパス沿い」といった風情。駅のすぐ北側には、高架を挟んでイオンタウンが広がります。バイパスを挟む分、駅とは心理的な距離感があるのは残念。
一方、駅前ロータリーの前はマンション建設予定地になっており、平日は電車、休日はクルマの生活には便利そうです。
駅そのものは、熊本駅の隣にも関わらず、無人駅なのは驚き。券売機も簡易型です。
改札には、都市型無人駅でおなじみの列車位置情報紹介サービス「どれどれ」がはめ込まれていました。今後も、こんな駅が増えていくんだろうな…。
駅事務室自体はしっかりしたものが設置されていて、有人駅で計画されていたのかも。もし事務室設置の費用も公費で負担されたのだとしたら、ちょっと腑に落ちない感はあります。
新しい高架駅だけに、ホームも立派。壁面には県産材が使われ、無機質なホームに温もりを与えていました。
同期と別れ、今宵の宿にチェックイン。ワシントン系のR&Bホテルです。
GW明けの週末なのに宿の確保には難航し、ようやく予約できました。観光はもちろん、復興需要も重なっているのかもしれません。
夕方7時のアーケードに出てみれば、あい変わらず賑やか。広いアーケードに人があふれる様子は、福岡では見られない光景です。
2014年に閉店したダイエー熊本下通店跡には、新たな商業施設「COCOSA」が1週間前にオープンしたばかり。
地方の大型スーパーやデパートの閉店はよく聞く話だけど、すぐに代わりのものが建つあたり、熊本市街地はまだまだ元気です。
アーケードの反対側から見ると、5階までが商業施設、6階より上はオフィスという構成がよく分かります。
JR熊本駅では、JRの手による駅ビル開発が予定されており、福岡における天神VS博多の構図は、熊本でも展開されそうです。
市役所裏の焼鳥屋さん「八師団」で、明日への英気を養いました。
明けて5月14日(日)。7時には早起きして、8時に交通センター(工事中のため仮営業中)へ出てきました。
熊本空港行きのリムジンバスは、韓国・ヒュンダイ製の大型バス。自家用車の市場には切り込めなかったヒュンダイも、長距離バスの世界ではじわじわ浸透してきています。
僕自身は韓国で乗り慣れていることもあって、違和感ゼロ。快適な乗り心地でした。
郊外に出れば、阿蘇を目指すライダーたちの姿も目に付きます。5月の阿蘇は、震災の前も後も吹く風爽やかな別天地。最高でしょうね。
今回は空港を目指すわけではなく、1つ手前のテクノ団地前で下車しました。テクノ団地はもともと工業団地ですが、現在は多くが、大規模な仮設住宅団地になっています。
既存の市街地とは距離があるけれど、市内へゆったり座っていける空港バスが使えるのはいいですね。
益城の市街地との間にも路線バスが走り、車のない人の生活も支えています。
イオンの仮設スーパーをはじめ、商業施設が並んだゾーンもありました。木造の集会所は団地で1ヶ所だけではなく、区画ごとにいくつも設けられています。
仮設住宅の暮らしは本当に大変な面も多そうですが、少しでも不便を和らげようとする試行錯誤が続きます。
今回の熊本入りの目的は、テクノ仮設団地への「緑のカーテン」設置のお手伝いのためでした。東京のNPO「緑のカーテン応援団」の主催で、これまでも東日本の各地で設置して来られたのだとか。
まずはモデルを見ながら、設置方法のレク。ノウハウが確立されています。
午前中はネット設置班として作業。ネットは、窓の庇のボルト部分にひっかけます。
作業としては単純で慣れれば早かったのですが、脚立の昇降に想像以上の筋肉を使っていた模様。
お昼ごはんは、カレーをもりもり御馳走になりました。
午後は土入れと苗の植え付け班に回り、無事に作業終了。当初は希望されていなかった世帯からのリクエストも多く寄せられたそうで、少しでも夏の苦労が和らげばと思います。
5月の阿蘇とは思えない陽気で、体は汗だく。いい運動にもなりました。
集会所での打ち上げも終わった頃には、長い初夏の陽も傾き始めていました。
日曜の夕方とあって空港から市内へ戻る人も多く、空港バスは満席状態。補助席で、うつらうつら船を漕げば、バスはネオンきらめく市街地へと入っていました。
我々グループの打ち上げは、昨日発見した「オーデン」の本店へ!老舗のビアレストランです。
店内は、本場・ドイツのイメージ。新婚旅行で行ったドイツのビアホールを思い出します。
メニューはビールだけで、何ページにもわたります。樽生ビールだけでも常時7種類。どれにしようか迷いまくりです。
ともあれ時間もないので乾杯!ソーセージも熊本産の手作りで、ビールにもよく合います。昼間に抜けた水分を、一気に補充しました。
わずか40分ほどのドイツ体験でしたが、満足。今度はゆっくり来たいです。
帰路は、早得で抑えておいた「つばめ」で久留米へ。熊本までなら普通電車でも充分だとは思うけど、翌日が控えているときはやっぱりラクでいいものです。
おかげで翌日からの仕事も元気バリバリ・・・だったらよかったのですが、脚立昇降の後遺症(筋肉痛)に、1週間悩まされたのでした。