Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです





 最終日まで めいっぱい楽しんだ香港も、ぼちぼちタイムアップ。すでにチェックインを済ませている分ゆとりがあり、2時間少し前の13時50分の列車で、空港に向かいます。


 空港行きのエアポートエクスプレスは、10分間隔の運行。クロスシートはリクライニングしませんが、空港まで30分もかからないのだから、これで充分です。


 最高速度は135km。揺れも騒音もなく、すべるように走っていきます。至極、快適。


 本当に、たった24分で空港駅に着いてしまいました。しかも電車を降りれば、改札もなくそのまま出発ロビーに直結です。
 カートも、目の前に待機してます。


 空港駅では両側の扉が開き、左に降りれば第1ターミナル、右に降りれば第2ターミナルです。
 速度や市内の駅の立地は韓国、日本と大差ない気がしたけど、空港駅の使い勝手はダントツに良く感じられました。


 香港空港の第2ターミナルは、うねるような天井のデザインが印象的。


 お店も充実していて、ショッピングモールみたいです。トランジットで寄っても、楽しそう。


 キッザニア的な施設?もあって、香港で不動の地位を確立しているインスタントラーメン「出前一丁」づくりの体験コーナーもありました。日本メーカー、がんばってる。


 しかし我々が搭乗するのはLCC、あまり余裕を味わってはいられません。1時間前には出国手続きを終え、ブリッジへの移動を始めました。
 シャトルトレインの乗り場行きエスカレーターも、地下鉄と同様に広告がずらり。しかし中身はずいぶん高級でした。


 搭乗口までは遠く、2つのシャトルトレインを乗り継ぎました。ギリギリに着くと、焦りそう。




 エスカレーターのホールは電飾がきれいなんだけど、あまり目をやる余裕もありません。


 ホールに上がったと思ったら、またエスカレーターを下ってようやく搭乗口に到着。他の搭乗客は、はやくも行列を作っていました。やれやれ。


 と思ったら、突如搭乗口の変更案内が! ブリッジのある、2階の搭乗口への変更がアナウンスされました。
 基本的に下る「一方」しか想定していなバスの搭乗口なので、上りのエスカレーターはありません。1機分の乗客の大移動、大ごとでした。


 しかも16時05分の出港時刻に、ようやく飛行機が到着する始末。こりゃ搭乗まで、しばらく時間がかかりそうだ。


 せっかく時間もできたので、搭乗口周辺をぶらぶら。ファストファッションのお店は市価と同額で、日本よりもお手頃な値段のTシャツを求めました。
 次回の割引券をもらったけど、2017年7月23日の有効期限までに使う機会があるといいな(笑)。


 こんな所にも味千ラーメンがありました。熊本の企業、がんばってる。


 街中で何度も見かけていた、パシフックコーヒーでも一息つけます。


 さすがは香港のチェーン店、キッシュがうまかった! こんなにうまいんだったら、ピークタワー店で景色をゆっくり見ながら食べればよかったと、今さらどうしようもない後悔の念が襲います。


 結局30分ほど遅れて「手羽先」に搭乗しました(笑)。
 しかし、そこから離陸までがまた長かった! うたたねして目覚めても、まだ滑走路。結局1時間以上、狭い席で待たされました。混雑の激しい香港空港、しかもLCCなんだから、あきらめの境地です。


 定刻なら20時30分に着くはずのフライトも、22時近くになりそう。おかげで機内食の注文が殺到、僕が小腹減った頃には、出前一丁しか残っていませんでした。
 飲み物とセットで50HKD≒740円。仕方ないです。


 なかなか時間も経たず、手持無沙汰…高いのを承知で、白ワインに手を出してしまいました。ビールと同一価格の45HKD≒670円。なかなかうまかったです。
 おまけについてきたお菓子、「味わび」ってなんだろう。


 福岡に着陸して荷物を受け取ると、すでに時間は22時10分。久留米行きの高速バスも、最終が出た後でした。


 博多駅までの直行バスの最終が、22時20分だったのは幸い。新幹線と路線バスを乗り継ぎ、久留米にたどり着いたのは日付が変わる直前でした。明日が休みでよかった!
 最後の最後でLCC「らしさ」を味わうことになり しんどかったけど、往復わずか25,000円で飛べたのは事実。マカオや離島にも渡ってみたいし、また気軽に飛んでいきたいと思います。

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 泣いても笑っても、香港最終日。飛行機は夕方4時の便なので、がんばればまだ半日は遊べます。
 昨日の不完全燃焼「夜遊び」の疲れも残っていますが、早起きして行動開始です。


 ホテルをチェックアウトして、すっかり乗り慣れたトラムで中環へ。3日間で、数えきれないほど利用しました。
 日本でもそうだけど、路面電車の沿線に泊まると、ぐっと行動の自由度が増すような気がします。次の機会にも、トラム沿線に宿を求めたいと思います。


 中環駅を出ると、街中の「屋根の下」の公共スペースが、アジア系の女性たちに占拠されていました。その数も半端ではなく、屋根の下ならどこも人でぎっしり埋まっています。
 今日は日曜日で、香港では一般的な「お手伝いさん」の休日。同郷のお手伝いさん同士が街中に出てきて、こうした場所に集まるのが習慣なんだそうです。知らずに見てたら何事が理解できなかったかも。


 トラムの電停から10分ほど歩き、機場快線(エアポートエクスプレス)の香港駅に来ました。
 駅というより、まるで空港そのもののような「ターミナル」。空港と一体整備された鉄道は、雰囲気から「空港寄り」です。


 チケットは、ホテルで割引価格のバウチャーを求めておきました。2人のセット券で140HKD(≒2,060円)。1人分の定価運賃は115HKD、2人セット券も駅で買えば170HKDなので、ずいぶん割安です。
 その代わり、バウチャーを切符に替えるためには、カウンターで5分ほど行列せねばなりません。タイミングによっては、もっとかかるかも。


 駅では飛行機の搭乗手続きだけではなく、荷物の委託までできてしまいます。荷物を預けてしまえば、あとは日本まで身軽に過ごせるのだから楽ちんです。
 機場快線の利用を帰路にとっておいたのも、香港エクスプレスの有料手荷物のオプションを帰路だけ付けておいたのも、このサービスを利用したいがためでした。


 無事にチェックインも終え、再び街へ。機場快線の香港駅は大きくて東西に長く、トラムへの乗り換えは東の中環駅よりも、「国際金融中心」を通り抜けた西側の電停に出た方が近道だと分かりました。
 僕らの目指す山手の街、SOHOも西側。ビルとビルをつなぐペデストリアンデッキを渡り、山手への足、ヒルサイドエスカレーターにたどり着きました。朝の時間は下り向きで、ラクできないのが残念!


 エスカレーターは高架になっていて、香港の生活感ある街並みを俯瞰できるのも面白さの一つ。


 真下も歩道になっていて、モノレールの高架下のような雰囲気です。


 擺花街で一旦、地上へ降りました。通りには「藤原とうふ店」のバンが停まっており、へえ~、日本式の豆腐屋もあるのかと早合点。
 ヨメさんからの訂正によれば、「頭文字D」で登場する店の名前なんだとか。そういわれてみれば後ろには日本式のナンバープレートも貼られてて、ファンが愛車をデコっているわけですね。


 お目当ての、泰昌餅家へやって来ました。人気のエッグタルト専門店ですが、中国からの団体さんにタッチの差で先行し、並ばずに買えたのはラッキーでした。1個9HKD≒130円。


 イートインスペースはなく、ちょうど雨も降り始めたので、ヒルサイドエスカレーターの「高架下」のベンチで包みを開きました。ほどよい甘さで、笑顔になるおいしさです。


 セブンで買ったコーヒーをお供に。加糖の缶コーヒーだったけど、「特濃」の文字通り2倍の濃さのコーヒー。苦みと甘さのバランスが絶妙で、これもうまかったです。


 エスカレーターをさらに上がってみましょう。坂はどんどん急峻になり、エスカレーターの進行方向も上りに変わりました。
 エスカレーターが90度に曲がる角に立つ洋館は、旧中区の警察署。今は再生に向けて工事中だそうです。


 どこまで続くの?と言いたくなるほど、延々と続くエスカレーター。屋根付きなのは、雨の日にはありがたいですね。
 細い路地まで大型の2階建てバスが上がって来るので、界隈からの移動はバスに頼る人も多そう。地下鉄はエスカレーターの途中に、タッチするだけで運賃が割引になる端末を設置して、対抗しています。


 ゴミ箱がかわいい。


 上がりすぎてもナンなので、伊利近街(エルジン・ストリート)で西に逸れてみました。
 ランチタイムを控え、通りにはテーブルの準備が整った洋食の店が並びます。街全体も、どことなく上品な感じ。今回の旅、食事はぜんぶ中華系で済ませてしまったけど、奮発して洋食のコース料理なんてのもいい経験になりそうです。


 SOHOの複合施設、PMQ(元創方)にやって来ました。もともとは警察官舎だった建物で、今はがらりとリノベーションされ、ショップやギャラリーが入居しています。


 上層階は、官舎の1部屋1部屋がテナントになっています。
 PMQそのものは7時から23時までオープンしているものの、さすがは夜が遅い=朝も遅い香港。店が開くのは遅めで、13時オープンなんて店はザラです。


 開放廊下が広く取られているのが特徴的で、官舎時代は「庭」のように使われていたのかもしれません。パーソナルなベランダではなく、パブリックな場を広く取っているのが面白いですね。
 コミュニティ作りにも役立っていたのかも。


 今も廊下のスペースは、それぞれのテナントが頭を使って活用しています。


 RC造部分の外観は、ほぼ官舎の頃と変わっていないようです。印象的な緑の縁取りも、官舎時代からのカラーリングとのこと。


 2棟をつなぐ大屋根。屋根は既存の建築物をつなぐ構造体でもあり、地震の多い日本では難しいでしょうね。


 中庭と、向かい側の人の動きを見ていたら、飽きません。


 光を取り込めるよう、ガラスブロックの床になっている踊り場。


 ランチは、1階のSOHO FAMAに入ってみました。12時オープンです。


 あら、生があるじゃないの。


 外から見たこのテラス席が素敵。暑さもさほどではないので、テラス席に案内してもらいました。
 ところがビールを頼むと、まさかのNGとの答えが。親切な店員さんで、ライセンスの関係で、外の通りから見える位置での酒類の販売が禁止されていると、詳しく教えてくれました。ところ変われば、いろんなルールがあるんですね。


 テラス席とビール、秤にかけた結果は後者に。屋内のソファ席は予約で埋まっており、ハイチェアの席しか残っていませんでした。
 でも、こちらもいい雰囲気。


 テラスを犠牲にして頼んだ、お待ちかねの生(大68HKD≒1,000円、小48HKD≒700円)。かなり軽めの口当たりで、蒸し暑い香港の気候では好まれる味でしょうね。


 和尚春巻(38HKD≒560円)に、南翔有小機籠包(68HKD≒1,000円)、牛肉湯麺(98HKD≒1,440円)が登場。なかなか いい値段ですが、どれもお店こだわりの、オーガニックな中華です。
 確かにどれも自然なうま味が凝縮されているようで、これまで食べてきた点心の中でも一番うまかったように思います。お値段にも、充分納得の味でした。


 資料館をのぞいたり、100%香港MADEのお土産を物色したりしていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
 PMQだけで、お金も時間もずいぶん使っちゃっいましたが、光が美しそうな夜にもまた来たいと思える場です。

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