Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

旅ごころくすぐる福岡空港ビアテラス「ビアエア」

2014年09月30日 |  □福岡発おでかけ日記
 夏の福岡空港といえば、ビアエア! 飛行機を眺めながらビールを楽しめる、旅好きにはたまらないビアガーデンです。年を追うごとに人気が高まり、開催期間も年々延長。今年は昼の営業も始まりましたが、週末の予約は数ヶ月後しか取れないほどの盛況ぶりです。
 9月最後の日曜日、幹事さんが2ヶ月前に抑えてくれたビアエア「夜のフライト」に旅立ちました。


 地下鉄で福岡空港駅に降り立ち、第2ターミナルへ。日曜夕方とあってラッシュの時間を迎えており、大荷物の旅行者に混じっていると、どこかへ旅立つかのような錯覚を覚えます。
 僕らの「搭乗機」は、このポスターが目印。昼営業を「増便」と表現するあたりが、いかしてます。


 狭い通路を屋上デッキに上がると、そこは魅惑の空間。受付で、フォルダに入った「搭乗券」を受け取ってチェックインします。
 細やかな演出が、いっそう旅立ちの雰囲気を演出してくれます。


 駐機中のジェットを目の前にしながら、まずはカンパイ! ビアガーデンとしての基本は抜かりなく、ビールはスーパードライとプレモルの2種類。ノンアルや黒ビール、その他ドリンクも充実してます。
 食べ放題のフードも、種類豊富!とまではいきませんが、各種おつまみがずらり。お腹が空いたらカレーもあるし、「機内放送」を合図にロールケーキ(案外うまかった!)も出てきました。4,200円という値段は、立地を考えれば充分納得です。


 次々に、着陸しては飛び立つ飛行機。
 旅好き仲間で来れば、「スターアライアンス柄の飛行機だ!」「こんな時間から韓国に行けるんだね」「FDAって何色あるの!?」等々、ビール片手に盛り上がること請け合いです。


 コースターや箸袋も、オリジナルで揃ってます。お酒がまわってきた頃には、オリジナルグッズの「ワゴン販売」も回ってきますので、酔った勢いで「大人買い」しないよう要注意!
 一昨年、勢いでTシャツを買ってしまったのは私です。


 グループでわいわいも楽しいけど、飛行機を真正面に見ることができる2人用席もいい感じ。グループ席からは少し離してあるので、2人の時間を静かに楽しめそうです。
 今年の営業は今週末までですが、ぜひ来年は「昼フライト」に搭乗してみたいなと思いつつ、21時には「着陸」となりました。

「ぐりーん」ラストランと、オープントップバスで福岡観光

2014年09月30日 |  □福岡発おでかけ日記
 福岡の観光地周遊バス「ぐりーん」が、9月28日をもってラストランを迎えることになりました。2008年9月末、走り始めて1週間目にも乗ったことがある路線だけに、丸8年での撤退には寂しいものも感じます。
 一方、福岡の新たな魅力を打ち出すべく走り始めた「オープントップバス」は、快走を続けているようです。そこで「ぐりーん」廃止の1日前、9月27日に二つの観光バスを乗り比べてみました。


 昼前に「オープントップバス」の受付がある福岡市役所に行ったところ、都市高経由の「シーサイドももちコース」は、17時以降しか空席がないとのこと。時間に余裕を持って、18時の便を予約しました。
 それまでの時間は、「ぐりーん」に乗ることに。市役所1階のカフェには自由に使えるタブレットが置いてあり、西鉄のサイトを見れば「ぐりーん」の現在地も分かるので便利でした。


 天神コア前まで移動して、「ぐりーん」に乗車。定刻12時30分の便は、15分遅れでした。昼間30分間隔の運行で、ほぼ無ダイヤの状態です。見慣れた緑色のバス停ポールも、明日を持って見納めになります。
 なお「ぐりーん」は1回乗車250円、1日乗車券700円ですが、オープントップバスの乗車券を持っていればその日はフリー乗車できます。オープントップバスでまずは一巡りしてみて、ぐりーんでじっくり回るというのも、いい観光コースではありました。


 「ぐりーん」は、JR九州の列車デザインでお馴染み、水戸岡鋭治氏のデザイン。白木のシートと床がさわやかで、「豪華」さよりもナチュラルなテイストがウリでした。
 引退を翌日に控え、バスファンらしき姿も見られましたが、乗車率は半分程度です。


 木の葉が舞う外観はきれいなのですが、車内から見れば車窓の妨げにも…乗車口のパーテションも前方への視界を妨げており、眺望という面では今一歩の感がある印象は、デビュー当時と変わっていません。
 他にないユニークな車両ではありましたが、オープントップバスの登場でちょっと陰が薄くなってしまった面は否めませんでした。


 福岡タワー前で下車。最終日を目前にして、ぐりーんを撮影する西鉄バスファンの姿も目立ちました。
 4台ある「ぐりーん」専属車の処遇は明らかになっていませんが、できれば今の姿のまま、観光客が多い路線にでも転用してくれればと思います。


 ひさびさに登った、福岡タワーからの眺め。福岡県人だとなかなか登らないタワーですが、街からの山と海の近さを感じることができて、福岡は恵まれた街なんだと確認できます。
 この後は「ぐりーん」で大濠公園を目指す予定でしたが、時間を合わせられずに一般の路線バスで巡りました。30~40分毎とはいえ渋滞で時間が読めない点は、実際に使いにくさも感じられました。


 18時前になったので、改めて天神の市役所前へ。3路線があるオープントップバスですが、この日18時発のシーサイドももちコースには赤いバスが入っていました。(写真は別時刻に撮影)
 今日も満席の盛況。韓国からの観光客の姿も見られました。


 18時から数分遅れて、市役所前を出発。案内は「DJ運転士」ではなく、ちょっとアニメ声の案内係が務めます。
 まずは見慣れた天神の街を、渋滞に阻まれつつゆっくりと走行。屋根なしで頭上の景観が広がるのも楽しいですが、少し視線が上がるだけで日常の風景と違って見えるのも、2階建てバスの楽しさです。


 通りに面している赤レンガ館も、オープントップバスから見ればご覧の通り。


 渡辺通りを北に折れれば、最初にして最大のハイライト、都市高速へと入って行きます。
 料金所の「高さ制限」が、おそらく道中で一番低い位置にある看板。手を伸ばしても届かない位置とはいえ、思わず頭をかがめてしまうほどの迫力で通り過ぎて行きます。


 複雑な立体交差が絡むランプ部分はジェットコースターのようで、普段の車では感じないような「逆G」の感覚も味わえます。
 荒津大橋の走行路は、高さ39m。博多湾と市場、市街地までを一望できる展望スポットです。海はちょうど夕暮れに差し掛かっており、島々を背景にピンクに染まっていました。


 シーサイドももちの施設群も、一枚の写真の中に。


 ももちの高層住宅群も、一番上まで見渡せると「最上階は形が違うけど、どうなっているのかな?」と別の興味も沸いてきます。
 韓国からの観光客は「大した高さじゃないな」と言っており、たしかにかの国のアパート群に比べれば、ちょっと低いですけどね…


 大濠公園の側をひとめぐりすれば、ラストコースの都心部へ。けやき通りには、トンネルのようなけやき並木と、洒落た店が並びます。きらめく夜景に、渋滞もそんなに気になりません。
 渋滞で時間も伸びましたが、案内からは市内のおいしいお店の情報が留まることなく流れ続けビックリ。思わぬ「引き出しの数」に驚かせられながら、約1時間半の福岡観光はフィナーレとなりました。