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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

馬鹿が治らない

2013-11-26 | Weblog
たまに、自分はもう壊れちゃったから、ということを言いますが
それはこういうことです、の説明など。

元夫に、お前のような負けず嫌いは見たことないってよく言われてたけど、
今の自分は何もなくても最初からすべてに白旗あげてる状態で、
挑むということが全くない。よくも悪くも。
少しずつ覇気をなくしてきたわけだけど、
20代の頃のエネルギーはもう思い出すのも難しいな。

20代の頃は家にほぼ軟禁されてて、就職もできず、
親の持ってくる見合いだけを無理にさせられ続けるのが数年続き、
泣かない日はなかったのに、
それでもインプットに飢えてて、
ネットもない時代、ひたすら本を読んでた。
本を読む気力も、もっと賢くなりたいという意欲も残ってたんだなぁ。

家族の寝静まった夜中に、そっとテレビのある部屋にいき、
とりためたニュース番組をまとめて見たりしてた。
家族と顔を合わせたくなかったから。
外出できる日は本屋か図書館で、
その時に関心のあることの関連文献を選んで、
ノートに取ったり年表を作ったりしてた。

誰とも会わず話さず、なんのアウトプットもできないことを、
ひとりで黙々と続けてたなぁ。
好奇心と向学心が、止まらなかった。知りたいことだらけで、
メンタル崩れかけてもそれだけは止まらなかったから、
まだ若くて元気だったんだろうなぁ。

でもその時に随分ダメになった。
それで逃げ出すように、自由にさせてくれそうな人と見合い結婚したんだけど、
そこでもっとダメになるとは思ってなかった。
わからないもんです。
いや、わかってたことかもしれないけど、馬鹿でしたね。
でも他に仕方なかったんだよ。

駐在を長くやって帰国したあとの5年で、取り返しがつかなくなったと思う。
あんまりつらいので、つらいことから必死で目をそらして
自分を鈍くするしかなくて、そうしているうちに
もう何をどうやっても、自分がよくなる気がしなくなって、
本も読めなくなったし、
新しく何かを知ったり覚えたりすることが、本当にできなくなった。

ここ2年くらいで、今は少しだけ、本も読めるようになったし、
ちょっと回復してる気はするけど、
20代はもとより、10年前の状態に戻るのも無理だろうな。
だましだまし、生きてますけどね。

今は人生で一番自由で、いろんな機会の多いいい時期のはずなのに
もったいないなぁ、ばかなままで、何も学べなくて。
でも仕方なかったんだよ、と、ぼそぼそと自分に言い訳する。
もうこのまま馬鹿なままでずっと生きて行く諦めと覚悟はできてるし。

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