sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:姿三四郎

2013-12-07 | 映画
加山雄三のよさが、わからん。
いいと思ったことがない。

たとえばアラン・ドロンなら、加山雄三と同じように、
自分の若い頃には、ただの脂っこそうなおじさんと思ってたのが
その後彼の若い頃の映画など見て、
どっひゃー!
人類の謎と言っていいくらいの別格の男前やん!とわかったのですが
加山雄三はわかんない。
男前だとは思いますけどなんの感想もない。

石原裕次郎も、ただの下膨れのおっさん、と思ってたのが
若い頃の映画など見て
ああ、この目にはやられてしまう女性が多いのはわかる、と思うけど
加山雄三はわかんない。
いい人だとは思うけど何の感想もない。

「姿三四郎」は1943年に黒澤明監督で作られたあと
何度もリメイクされてるけど
これは1965年の黒白映画です。
監督は内川清一郎で、黒澤明は製作。

若大将シリーズの加山雄三しかしらないので
黒沢明製作映画だったら、さほどつまらなくないかも、と
期待して見たけど、
映画がどうというより、加山雄三がつまらなくて・・・笑
若大将以上に、真面目で爽やかで強くて正しい好青年の役でした。
その後竹脇無我や三浦友和がやったりしてるので
三四郎が優等生的でつまらないのは
加山雄三のせいではないのかもしれませんが(笑)。

ストーリーは青春柔道ドラマ。
いい師匠の元で悩みながら修行し頭角を現す三四郎。
別の柔道家の娘と相思相愛だけど、じれったいほど全く何もなく(笑)
変なのに絡まれ挑まれるけど、結局倒して・・・というお話。
映画は結構長くて後半もう余分でしょうとか思いながら見たけど
悪役兄弟が、ちょっといっちゃってる感じは面白かったです。


これも昨日のブログで書いた近藤司さんが美術をされて
セットのすごさを堪能すればいいと思います。
以下、宝塚映画祭サイトの説明
>明治初期の青春ドラマを阪神間で再現した。
>三田学園や武庫川でロケ。白水峡では石灰を大量に撒いて〝雪山〟にし、
>雪中の決闘シーンを撮影。雪崩まで起こさせた。
>撮影現場は撮影後数年間、真っ白だったという。
>このフィルムを宝塚映画製作所のスタジオで見たプロデューサーの黒沢明は
>「俺よりすごい。誰や、こんなオープンセットを組んだのは」。
>後年、黒澤監督が「トラ・トラ・トラ!」の撮影に
>近藤さんを招くきっかけとなった。

これは映画祭で展示されてた写真ですが、
この雪山が全部石灰なのか!と思いながら見ると見応えありました。

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