sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

エリオット・アーウィット

2011-11-15 | 写真
グループ展の搬出の日、展示は11時からなので、その前に
10時から開いてる、京都現代美術館の
「エリオット・アーウィット展」見てきました。

この美術館は、すごくにぎやかな四条通に面した
超、街中の、6階建て?の縦に細長い小さいビルの美術館です。
お土産物屋が並び、観光客がひしめく通りの隙間にちょこんと、
世界の素晴らしい写真のコレクションを持つ美術館があるなんて
なんか、小さい奇跡のような感じの美術館ですね。
5階には天窓?を超えて、空に枝を伸ばす木のある
苔の庭と和室があります。
わたしが行ったときは、ほとんどわたし一人貸し切り状態だったけど
もっと観光客も来ればいいのにと思う素敵な場所です。

エリオット・アーウィットは、うちの店の本棚にも数冊ある
有名な写真家です。
ロシア人の両親を持ちパリで生まれ、11歳で渡米。
10代はハリウッドの写真現像所で働き
20代に入る前から写真家として活動を開始。
有名写真家集団マグナムに25歳で参加し
その後マグナムの会長を務める。
という経歴ですが、この有名な写真を見たことのある人も多いかも。


彼のお父様は西本願寺で得度していて、そこに遺灰もあるとかで
京都には縁の深い写真家なのですね。
それで、この美術館長とも親交があるようです。

何気ない日常の瞬間、ストーリー、ユーモアとウィット、優しい視線、
などが、彼の写真を表すのによく使われる言葉ですが
オリジナルプリントを見ると
もっと何でもないスナップのような写真でも、
何とも言えない魅力があって
もらえるなら、どれでもいいわ~!と思ってしまいます(笑)。


この文字は、彼の写真集の中にあるページで彼の言葉ですが
「良い写真たるにはバランスやフォーム、内容が必要であるが、
 素晴らしい写真であるためには何とも定義できない
 魔法が必要なのだ」と書いてある。
なんでかわからない魅力というのは、その魔法のことなのでしょう。

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2 コメント

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Unknown (ゆに)
2011-11-16 08:43:35
この写真、学生時代、いいなーと思ってみていました。なんだか、女の人の表情がいいなと思っていました。
>ゆにさん (sigh)
2011-11-16 19:45:07
音楽のCDジャケットとかにも使われてたと思います。
印象的な写真ですよね。

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