sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

年長

2023-08-26 | Weblog
三十年ほど前、韓国に留学した時に、年齢を聞いて1歳でも年上だと急に敬語になる文化が
わたしには気持ち悪かった。
人を年齢の上下で分けて言葉や態度を変える儒教的文化にどうしても馴染めなかった。
それは形式主義や男尊女卑や家父長制と繋がっていることでしょう。

わたしはよく知らない相手ならそれが子供でも尊重するし、
子供でも大概の大人より賢い子もいて、そういう子のことは年が幾つでも尊敬する。
逆にどんなに年を取っても尊敬できない大人もいる。

昔、初対面で「もちろん年上ですよね」と聞いてきた在日の人がいて、びっくりしたけど、
(実際は同じ年生まれだった)
その人が10年経ってもまだそういうことを言ってたので、
僅かな年齢差にこだわって態度を変えるのはナンセンスだしおかしい、
よく知らない人には相手が誰でも何歳でも丁寧に接すればいいし、
親しくなったら判断して態度や言葉を決めていいのではと、丁寧に説明したのに、
同じ年のわたしをまだ姉さんというので、いやそれ、いかがなものかと言ったら、
「(同じ年でもわたしが早生まれで)学年が上なので、あくまで先輩(姉さん)です」とか言ってて、
ああ、なにひとつ通じてなかったと脱力・・・

わたしは自分が多少失礼なこと言われること自体は平気だし、
女性に年齢を聞くなという話でもなくて、
その人の頭の中身が、古いしきたりや儒教的固定概念に強く囚われてること、
それがわたしの大嫌いな儒教的価値観や封建主義や男尊女卑に繋がってること、
そういう価値観の社会がまだあることに愕然としたのでした。

日本人も韓国人も在日も、そういうのなんか好きよね。
個人の中身より年や性別や立場が何より優先される。
家父長制も封建制も男尊女卑も全部同じことだわ。
久しぶりに若い頃の憤りを思い出した。わたしの人生をめちゃめちゃにしたものたちへの。
ものすごく久しぶりに思い出したこの感じ。こんなに激しく憤ってたんだな。
すっかり忘れてた。
しんどいことはなんでもすぐ忘れてしまう。
でも今回、20代のずっと死にたかった時のことを久しぶりにリアルに思い出したわ。

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