sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「具体」展

2023-06-08 | 芸術、とか
2022年には大きな美術館の展示を続けていくつか見ました。
大阪、京都、愛知… 半年も経ってるけど記録用に写真を貼っておきます。
最近は写真OKの展示が増えましたね。

大阪で見たのは「具体」展。
「具体」は阪神間ではわりと身近で、現代アートに興味のない人でも
どこかで見かけることがあるんじゃないかと思うけど
大きな美術館2つを使っての大きな展示とは、東京での再発見的に再評価とかされてるのかな?
とにかく、そんな風に小さい美術館や、大きな美術館の常設や、街角や
わりとあちこちで見てきた具体のまとまった展示を
中之島の国立国際美術館と、中之島美術館2つで同時にやってたのを見ました。

正式名称は具体美術協会で、以下美術館による説明。
具体美術協会(具体)は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。
本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」という二つの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで一個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだと言えるでしょう。
大阪中之島美術館と国立国際美術館、二会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによって目指すのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。


つまり中之島美術館が「分化」、国立国際美術館が「統合」担当ということだったけど
その分け方は微妙だったし、
中之島美術館の充実に比べると国立国際の方の展示が物足りない感じがしたのは
大きな美術館二つ回る中で、前半で既に疲れた自分のせいかもしれません。

中之島美術館の前にはヤノベケンジの猫と同じ色のコートのおしゃれな女性。









ペンがあって、自由に書き込んでいい作品。



トイレの中まで撮影できたので自撮り。


国立国際美術館は展示室前のこれしか撮ってない。
印象的な作品もあったけど、やっぱり疲れていたのね。笑


どちらの美術館で見たのか忘れたけど、上映されていたインタビュー映像も興味深かったです。
具体のことについてはここが分かりやすいです。
具体美術協会 Whitestone Gallery 

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