散歩者goo 

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昨日記141015水(クランフロント大阪:みんぱく連続講座ビーズ鳥の羽根関連)

2014年10月16日 12時53分42秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
晴・曇  最高/最低℃ 平均/最低% =21.6  13.8  58  43
昨日記該当日の主要または気になったニュース。 
ネット依存421万人 20代前半の男子で疑いのある人は19% (ネット依存=自分を見失う?)

台風後は、朝冷え込むようになり、今朝も各地で今シーズンの最低気温になったようで、大阪も肌寒い。
昨日は午後5食分の温野菜セット作りにほとんどの時間を取られた。

夜になって、グランフロント大阪北館1Fのナレッジキャピタル The Lab. CAFE Lab.で行われる、連続講座「みんぱく×ナレッジキャピタル ―イメージの力をさぐる―」に出かけた。
(http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/workshop/20140912-1126)

今回のテーマは「人類の美の追求―ガラスビーズと鳥の羽の世界」民博の池谷和信先生が講師であった。
ガラスビーズが本格的に普及し始めたのは17世紀ごろからという。
アフリカのビーズ職人(作品を編み込む人)は男性の仕事である。
ビーズと並んで、鳥の羽根も装飾に用いられた。
その他、ビーズと鳥の羽根に関する様々な事例がスライドで紹介された。
ダチョウの卵の殻やアフリカで絶滅した大型の鳥の卵が残っていてそれを(ビーズや)首飾りの材料にしている例もある。
質疑応答では、様々な質問や疑問が寄せられ、なかなか面白かった。
美術館と博物館の役割で、オーバーラップしているところがあり、どこまでがクラフトや美術で、どこまでが芸術で、美術館が扱うのかという問題も、改めて説明があった。
用をなすものが、博物館で、芸術は美術館という分類であると、イコン等もルーブルに収蔵展示されているという例は、どうなるのかという矛盾なんかも指摘された。
日本の民芸運動のぎろんと、重なる話である。
民芸運動は、芸術運動として主に美術館で取り上げられることが多い。
日本でも、博物館と美術館でオーバーラップしている部分があるのは事実だろう。
日本でも、実用の工芸品も美術館で展示されることも多いし、デザインの展覧会となると実用そのものである。
デザインは、クライアントがあって成立するものであり、その前提として、実用に供するものがなければならない。
イコンも宗教用具の一つとみなすことが出来るし、仏像も同様だろう。
日本でなぜ、首輪やビーズといった装飾が発達しなかったか、といった様々な問題点も浮かび上がった。
今参加している連続講座は、知的好奇心が刺激され非常に面白く感じている。
今後も楽しみだ。
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