教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

『近代日本の知的状況』

2007年03月08日 23時55分55秒 | Weblog
 今日は、松本三之介『近代日本の知的状況』(中公叢書、中央公論社、再版1977年・初版1974年)を読みました。戦後「解放された」という個人(私)とは何だったのか、戦後「復興を目指した」という民主主義などあったのだろうか、といった問題意識の下、江戸時代後期くらいから戦後1960年代くらいまでの政治思想史を描いた本です。また、戦前戦後の「公」を考えるうえで、「アジア・ナショナリズム」にも注目しています。
 上記松本著は、寝過ごして登校が遅くなったのと、読書中にメモをしている間に博論構想を練るのに熱中してしまった上に、夕方から用事があったため、半分も読めませんでした(笑)。用事というのは、5年来の親友を追い出す宴会のため。数年ぶりの宴会幹事をしました。
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