老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

初夏の「咲くやこの花館」その③ ~高山植物・寒冷地植物~

2023年05月15日 19時07分47秒 | 旅行/色々な風景

 ルートの最後になりましたが、いよいよ主目的の高山植物・寒冷地植物のコーナーです。

 熱帯地域のような溢れるばかりの生命力や造形美という圧倒感はありませんが、如何にも我が道を行くという感じで忍耐性と個性を感じる大好きなコーナーです。

 結構温度が高い日だったので、涼みがてらの人も多く、余りゆっくりと見学も出来ませんでしたが。お目当ての灘校のロックガーデンの説明版がある所に辿り着いたものの、説明版が3枚あるだけで、ここに関連した植物は名前だけの説明で、実物が纏めて展示されているのではありませんでした。

 花には固有の開花条件があるので仕方ないですが、少しがっかり・・・

 それでも90年以上も前に、100種類以上の高山植物などが我が母校に植わっていたことを知り、感慨一入でした。

 今年のGWは一人で寂しかったですが、有益だったという事にしましょう。(まさ)


牧野富太郎博士と関西との関係説明版

灘校のロックガーデンに関する説明版

同上


サクラソウ(サクラソウ科)

カラフトイバラ(バラ科)

トキソウ(ラン科)

同上

エチゼンダイモンジソウ(ユキノシタ科)

同上

シレーネ・ユニフローラ(ナデシコ科)

アルラ(キキョウ科) ハワイの高山植物の様です

同上


エパクリス・ロンギフローラ(ツツジ科)

同上


ハマベマンテマ(ナデシコ科)

フクロナデシコ(ナデシコ科)


初夏の「咲くやこの花館」その② ~ランや熱帯地方の花~

2023年05月14日 19時26分03秒 | 旅行/色々な風景

 GW最中とあって家族連れが多く、この館内では珍しい混雑ぶりでしたが、順路が一方通行なので流れに合わせて進む以外になく、何度も見たランや熱帯地方の花たちをじっくり見ることにしました。

 普段余りじっくりと見ない所ですが、それなりに魅力ある花たちで一杯でした。(まさ)

<ランの仲間>

コブラ・オーキッド

同上

ラン

同上

同上

同上

同上

同上

同上

<熱帯地方の花>

マイソル・ヤハズカズラ(キツネノマゴ科)

ピンポンノキ(アオギリ科)

ハナチョウジ(ゴマノハグサ科)

地湧金蓮

マンゴー  
オバちゃんが「1個3,000円はするで! 盗られへんかなぁ」と心配そう

ニオイバンマツリ(ナス科) 本当に良く匂っていました

ハイビスカス

同上

同上

同上


オクナ・カーキー(オクナ科) ミッキーマウスの木とも呼ばれています

同上

ペトレア(クマツヅラ科)

同上

アリストロキア・ウエストランディ(ウマノスズクサ科)

サボテン




初夏の「咲くやこの花館」その① ~館外の様子と、水生植物~ 

2023年05月13日 19時36分54秒 | 旅行/色々な風景

 GWは遠出せずに自宅付近で過ごしていましたが、人が多い場所に出掛けたのは唯一鶴見緑地の「咲くやこの花館」でした。

 実は、後輩から「朝ドラで一躍有名になった牧野富太郎博士に関係して、神戸市の灘高内に牧野富太郎の弟子であった人が作ったロックガーデンがあり多くの高山植物や山野草が植えられていたことがユ―チューブで流れているが、どうやら咲くやこの花館でも展示されているらしい」という事を知らされ、近くだし是非一度見てみたいと思っていました。

 というのは、灘校は私の母校なのです。
というと、如何にも秀才のように思われますが、私が入った頃はまだそれ程でもなくて私の小学校の同じクラスからは4人も入りました。

 まだ東大などを目指す人もそれ程多くなく、校風は非常におおらかでバンカラな所も残っていて、色々な部活も極めて活発で、運動部でも県大会の上位に入賞する部も結構ありましたし、私を含めてですが授業はソコソコにして早引きしては映画館に直行したりする悪友も多かったです。

 また親にとって一番の魅力は、この学校の授業料の安さだったでしょう。
灘高は灘~西宮の酒どころの真ん中にあり、老舗の裕福な酒屋さんがスポンサーだったので、はっきり覚えてはいませんが当時の授業料は私立学校としては格別に安かったようで、親たちはそれを一番喜んでいたように記憶しています。


 さて、この学校にロックガーデンが作られたのは、1934年(昭和9年)とのことですが、戦争や火災などで消滅してしまい、私たちが入学したころには初代校長の銅像がある築山のようなものが残っているだけで、ロックガーデンなどは跡形もなくなっており、牧野富太郎に所縁の花壇があったことさえも知りませんでした。

 私がその後に、園芸に関わる様になったり、現在では山野草に惹かれていることも、不思議な縁だという気がして、母校にあったというロックガーデンのことをぜひ偲びたいと追った次第です。


 私が「咲くやこの花館」に行ったのは5月3日。
いつもの通り自転車で40分程度ですが、新緑が目に眩しい中を鶴見緑地に着くと、GW最中とあって公園内は家族連れなど沢山の人で一杯でしたが、勝手知った公園なので咲くやこの花館に直行。

 先ずは、館の外側の樹木などを見てから、大阪市在住の高齢者の特権で無料での入館。

 順路に従って回って来ましたが、取り敢えずは館外や館内の水生植物の様子をお知らせします。

 この植物園には何度も来ていますが、オオオニバスの花を観たのは初めてでした。(まさ)


鶴見緑地西口のメタセコイア並木の鮮やかな新緑

同上

同上

<咲くやこの花館 前庭にて>

カラタネオガタマ(モクレン科)

同上 バナナの香りがします

イチゴノキ(ツツジ科)の果実

<咲くやこの花館 水生植物>

オオオニバス(スイレン科)の花

同上

同上

スイレン


アメリカ・アサザ(ミツガシワ科)

ポンテデリア・コルダータ(ミズアオイ科)

同上

オオバミズオジギソウ(マメ科)
同上


キングサリが開花、ゴクラクチョウカも順調に開花

2023年05月12日 20時15分15秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)

(好天気が続いていますが、明日からは天気が崩れるという事で、洗濯や取り換えた冬物の布団干しなどに追われました。)

 ここの所本格的な初夏の陽気となり、水遣りの回数が増えていますが、先日気が付くとキングサリ(マメ科)に花が付いていました。

 これは一昨年の秋口、ツレアイがまだ自宅からデイケアサービスに通っていたころに購入したものですが、その後ツレアイが介護施設に入所すると共に手入れが行き届かなくなり、その冬にベランダで葉を全て落としてしまってみすぼらしい姿になっていたのですが、まだ生きていそうなのでベランダに置いて肥料や水を遣っていました。

 3月ごろに新芽らしいものが出始め、何とか元気になって欲しいと思っていたのですが、何と先日蕾を付けているのが判り、その後順調に開花を続けています。

 鉢はベランダに直に置いていたのですが、花序の位置が低くて見えにくく、台の上に移してやるとはっきり見えるようになりました。

 丁度フジの花とニセアカシアの花を合わせたような花ですが、レモン色の鮮やかな花で、何とかツレアイにも見せてやりたかったですね。

 

 また先日紹介したゴクラクチョウカは、先日書き込んだ翌日(5月7日)に下の仏炎苞から3つ目の花が開き、昨日(5月11日)には上の仏炎苞から2つ目の花が開きました。

 上下の仏炎苞からの開花というややこしい状態ですが、まだ暫くは楽しめそうです。

 また、本格的な初夏の気候に併せて、食事内容も少し変化しましたで、今日の食事も紹介しておきます。(まさ)

<キングサリ>

一番下の枝の方から花が咲いていました。木の高さは60㎝程度とまだ小さいです。

見えにくいので、台の上に置いてやりました。 

花が良く見えるようになりました。

段々と花数が増えましたが、まだ下の方に蕾があります

花のアップ  マメ科の花です

<ゴクラクチョウカ>

5月7日 下の仏炎苞から3つ目の花が

6月11日 上の仏炎苞から2つ目の花が

<今日の昼食>

貰いもののゼンマイを入れて豪華な、山菜トロロそば

<今日の夕食>

冷奴(数日前から、もう冷奴に変更です)/炒め物/ヒジキと豆の煮もの(購入品)/生ハム・メロン/酢の物

炒め物:野菜・豚肉・ソーセージ

生ハムとメロン 大好物です

酢の物:ワカメと干しエビ


言葉の語源など その(105) 「やもめ」と「やもお」 

2023年05月11日 18時55分28秒 | 面白い言葉や語源など

 ある程度歳を取って一人暮らしをしている女性は「やもめ」、そして男性は「やもお」と呼ばれることについては、先日少し触れましたが、語源やこの言葉の対象者の範囲までは判らなかったので<語源由来辞典>などで、少し調べてみました。

◆「やもめ」の「め」は「女」、「やもお」の「お」は「男」を表す。
「やも」の語源には、独り家を守る意味で「屋守(屋守り女・屋守り男)」が通説のようです。
尚、漢字は、女性には「寡」「寡婦」「孀」、男性には「鰥(カン)」「鰥夫」が用いられていて、「鰥寡孤独」という熟語もあるようです。

◆こうした語源が忘れられ、平安時代には「つれあい」をなくした一人者という意味で「やもめ」が男女ともつかわれるようになり、そこから男女を区別して用いる際は、「男やもめ」や「女やもめ」と言う言葉ができた。
そして、良く言われる言葉の「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の句も、「男やもめに蛆がわく」までで略されることが多い。

◆また、古くは未婚者のことも「やもめ」と言ったが、現代では主に配偶者と別れた人に対して使われるようになっています。

◆ちなみに英語では、「やもめ」は「widow」、「やもお」(男やもめ)は「widower」です。
(まさ)