老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ベランダの花や、堺市友人の菜園へ、そしてムカゴのこと 

2023年05月20日 19時37分17秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)

 一昨日(18日)は堺市に住んでいるかっての園芸ボランティア仲間のY氏の菜園に行って来ました。

 同氏は自宅から少し離れた所で農園を借りていて、色々な野菜を作っているのですが、年2回春野菜と秋野菜の入れ替え時期に呼んでくれて、色々な野菜を持ち帰らせてくれます。

 この時期はジャガイモやタマネギがメインで、同氏は沢山持って帰れとは言ってくれるのですが、独り住まいになってそれ程多くは持ち帰れずに自分で食べられる分だけを持ち帰ることにさせてもらっています。

 前日から真夏のような気候になりましたが、前日も早くから出掛けていたので、ベランダの水遣りが出来ておらず、かなり早めに起きて水遣りをしましたが、ゴクラクチョウカに新しい花が咲いていたり、アマリリスやテイカカズラが開花していたり、この暑さに合わせるのに花たちも大変なようです。

 菜園は少し不便な場所にあるので、Y氏宅に立ち寄って、奥さんの自転車を借りて、大泉緑地内を通り抜けてきます。


 真夏のような暑さですが、田んぼや畑が広がる農地の中にある菜園は、心地よい風が吹いていて、これだけでも遠くから来た甲斐があるというものです。

 水遣り作業を少し手伝っただけで、タマネギ/ジャガイモや必要なものを少しだけ採らせていただき、後は私が気になる野草の写真撮りに熱中。

 
 ケリの甲高い鳴き声がするので、近づこうとすると丁度子育て中なのか、頭上にきて威嚇するので諦めて退却。

 その後、Y氏宅の近くのレストランで昼食を摂りながら、約半年ぶりの積もる話となりましたが、Y氏は私より2歳上で、体のあちこちにガタが来ていて、医者に掛かりながら農園作業を続けているようです。

 夏前には心臓の手術も控えているようで、菜園継続を不安がっていましたが、最近同年配の知人と会うとこのような話が多くなっています。(まさ)

<自宅のベランダ>

ゴクラクチョウカ 上の仏炎苞からは3つ目の、そして下の仏炎苞からは5つ目の花が出ています

キングサリ すべての花が開きました

アマリリス(ヒガンバナ科)知らない間に3つの花茎が伸びていて、その内2つの花茎から2つずつ開花

テイカカズラ(キョウチクトウ科) これも昨年は気付きませんでした。

同上


家の近くのノビル 蕾は見えるのですが開花しません。茶色くなっているのはムカゴ(※)の様です

<Y氏菜園とその付近で>

タマネギ

同上 白と赤

タマネギ畑かナガミヒナゲシ畑か判らなくなっています

ジャガイモの花

掘り上げたジャガイモ 男爵/メークイン/キタアカリ


シュクシャ(ショウガ科)

同上

キキョウソウ いつも見慣れたヒナギキョウソウは頂上に1つだけの花ですが、こちらは複数の花が付いています。

ヤエムグラ(アカネ科)の果実  こうしてみると可愛いですね

ノビル こちらではムカゴ(※)から新芽が出ています

同上

<自宅にて>

持ち帰ってきた野菜類 キャベツ(半分だけにしました)/シュンギク/ソラマメ/サニーレタス

同上 ジャガイモ

同上 タマネギ 早速吊るし干ししています

夕食 早速シュンギクとキャベツを頂きました。

 ムカゴ (零余子、珠芽)
 ヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のムカゴが有名ですが、植物の繁殖器官の一つで、わき芽が養分を貯え肥大化した部分のことで、主として地上部に生じるものを言うようですが、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となります。

 ノビルの場合は、花茎頂の花になるはずの細胞が変化して、小さな球根のような珠芽(むかご)ができ、ポロポロ落ちて新しい個体になって繁殖します。しばしば、開花前から花を咲かせずにムカゴだけが着生するものや、花を咲かせている個体でも、一部がムカゴに変化して、ムカゴと花が混じったりするものがあるようです。


故郷で遺作展を開催して頂きました

2023年05月19日 19時52分19秒 | ツレアイのこと

(今日は朝から雨、散歩にも行けず、おかげで先日から溜まっていた写真の整理や家の片付けが出来ました。)

 以前にも紹介したと思いますが、昨年末に亡くなったツレアイは兵庫県の淡路島出身で、もう父母も他界していますが妹が洲本市に住んでいます。

 二人姉妹で仲は良く、ツレアイは作ったワイヤークラフト作品の多くを妹に送っていましたし、亡くなってからも自宅にあった作品の多くを引き取ってもらっていました。

 ツレアイのアルツハイマーの進行と共に、故郷には父母や妹・従姉妹などがまだ皆元気で住んでいると思い込んで、盛んに「淡路に帰りたい!」と漏らすようになったことも妹には伝えていましたが、それが頭に残っている妹は、何とか淡路でツレアイの作品展を開催したいと動いてくれました。

 偶々、妹の同級生の洲本市内で洋装店を開いている方が、乳がん予防に関するピンクリボン関係の活動をされると共に、洋装店の一部をギャラリー風に改装して、色々な方の作品展を開いたりされているという事で、この方とも相談の結果5月9日から28日まで遺作展が開催されることになり、ツレアイの作品60点余りが展示されました。


 実は、4年ほど前にツレアイに作品展を開こうかと持ち掛けたのですが、その時にはもうアルツハイマーの影響で制作意欲が少し衰えているのに気付いたのか、「もう、ええわぁ!」という返事で、そのままになっていたのですが、今回故郷の淡路で開催できることになり、私もホッとしましたが、何よりも本人が喜んでいてくれると思います。

 妹からは、
・ツレアイの従姉妹たちに知らせたりしたが、非常に多くの方が見にきて下さって盛況。
・また、展示作品については(私からも少しでもツレアイの作品を評価し大事にして下さる方には、展示後の無償供与にも同意していました)、譲り受け希望者が多くて大変。
との連絡を受けていました。


 そこで、家に中を整理して更にツレアイの作品で持ち出せそうなものを、洗ったりして少しでも綺麗な状態にして大きなバッグに詰め込んで、17日に淡路まで行ったという次第です。

 また、神戸新聞の取材もあったという事を聞いていましたが、何とこの17日に掲載されたとのことです。

 お陰で、妹の方には色々な知人から問い合わせがあって大変だったようですが、何と私がギャラリーにいる間に淡路島の北の方に住んでいる知人(私が淡路の景観園芸学校に通っていた時の同級生で、ツレアイも同校の文化祭には私との共同作品を出品したり、ワイヤークラフト教室を開いたこともあり、この知人はツレアイのことも良く覚えていてくれました)が覗きに来てくれたりと、淡路における神戸新聞の影響力に改めて驚きました。

 夜には、同じ団地に住んでいて南あわじ市に転居された方からも、「新聞観た、是非見に行きます」との連絡も受けました。


 経過報告などが長くなりましたが、洋装店の一角は非常に立派な展示場になっていて、数多くのツレアイの作品が上手く展示されていて感慨一入でした。

 一つ一つの作品からツレアイが作っていた当時の様子が偲ばれますし、ツレアイが良く作ったタイルを取り入れた作品では、一緒に行ったトルコでまる半日かけてタイル買い付けに没頭したこと。 更に、私が単独で出かけたチュニジアやモロッコでも他のお土産はほっておいてツレアイが使えそうなタイルや石の材料を探したり、役立ちそうなイスラム的なデザインを写真に収めたことなどが蘇ってきました。

 
 それにしても、鳥かごから始まって、園芸に関するものや、室内やベランダの飾り物、更にテーブルなどの家具類など実に多くの作品を、テキストも全くない状態で自分の創意工夫だけで創り上げたものだと感心せざるを得ません。

 こんな創作活動と併せて、フラメンコのような体を動かすことが大好きで、健康にも恵まれていたのに、何でアルツハイマーにという残念な気持が戻って来ますが、病気だけはまだ人智ではどうしようもないのだと改めて感じました。


 妹と、ギャラリー使用を快諾して積極的な協力を頂きましたマルハさん(洲本市本町6、秦オーナーさん)に改めて感謝です。(まさ)

※ ツレアイの作品については、下記ブログにも掲載しています。(長年更新していませんが・・・)進藤みどりワイヤーアート(ワイヤークラフト) (fc2.com)



5月17日の神戸新聞の記事

入口 ガラスに反射して少し見難いです

同上 横より

紹介文


写真なども展示

内部の展示

同上

同上(右奥は鏡です)


同上 右端はアルミワイヤーで作ったアートフラワーです

下の方のトリやウサギは子供向けのイベントに用意したものです


クリスマスリースなど

チュニジアのモザイクを加工した作品

キーホルダー このような身近な作品も多かったです

ヤシの花の外皮を使ったもの


身近な言葉の語源  人間などに関するもの その⑧ ~うらやむ/うろたえる~

2023年05月18日 19時19分21秒 | 面白い言葉や語源など

うらやむ(羨む):
 恵まれた人や、優れた人を見たりすると、妬ましく思うことを言いますが、その語源は「ウラ+ヤム」らしいです。

 「ウラ」については、「うら悲しい」とか「うら寂しい」の「うら」と同じで、「心」を意味し、それに「ヤム(病む)」が加わり、他人の豊かさや優れたさまを見て、自分もそうなりたいと思う心を、心の病いに例えられたようです。

 「羨む」という漢字表現があるので元の意味が判りにくくなっているようです。

 因みに、中国語の「羨」は、「羊」+「次(よだれ」」で、羊料理のご馳走を前にヨダレを流すということらしいです。

 

うろたえる:
 
不意の出来事に対応できずに驚き慌てる様を言いますが、この言葉は「ウロ+タエル」ではなくて、「ウロタ(空虚・空白)+エル(動詞を作る接尾語)」らしいです。

「ウロタ」(或いは、ウロ・ウツロとも)は中が空っぽの状態を言いますが、心の中の空白状態も意味し、現在でも「ウロつく」「ウロウロする」とか「ウロがくる」という言葉が使われています。(まさ)

※ この「身近な言葉の語源」については、「語源を楽しむ」(ベスト新書 増井金典著)や<語源由来辞典>などを参考にさせていただいています。

 


高齢者は社会の変化に対応できるか? 

2023年05月17日 20時14分46秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など

 先日来TVの調子が悪く困っていました。

 購入後10数年経過していますが、先週からスイッチを入れて見ていると30分程度経過すると切れてしまい、「このICカードは読み取れません・・・」という表示になるのですが、電源を切り、暫くして入れ直すと映るのですがまた30分程度で、同じ症状になってしまうのです。

 TVそのものの故障ではなく、私がどこかおかしいボタン操作をしたためだと思い、メーカー(H社)に相談しようと思ったのですが、それからが大変・・・

◆先ず、先日来の家の片付け中に失くしたのか「取説」が見当たりません。

◆仕方なく、ネットでメーカの相談窓口を探すも、
ネットではメーカーの相談窓口の電話番号記載はなく、出てくるのはメールアドレスと、自動対応の電話番号だけ。104で調べたメーカーのサービス関係の窓口も自動対応のみで、人間対応窓口は判らない。

◆止むを得ず、以前に冷蔵庫の故障で来て貰ったことのある最寄りの同社のサービスセンターに連絡するも、ここも全くの自動音声対応のみで数字や#ボタンを押すだけの作業が延々と続き、挙句は出張訪問の日時設定となりました。

◆今までの対応に疲れていて、これ以上の検索は諦めたので、最終的には止むを得ずに5,000円を超える基本料金を了解した上での出張訪問を依頼することにしました。


 人出不足と経費削減のための止むを得ないことかも知れませんが、こんな状態では高齢者の多くは家電の修理自体を諦めざるを得ないことになるでしょう。

 高齢者の多くはスマホを持っているものの主目的は人との会話で(以前の通話だけが目的でのガラ系で十分なのだが、これが無くなってしまったので止むを得ずスマホを持っている人が多いです)、これで物品を購入したり色々な手続きをするための必需品だとは思っていないし、またその操作方法もマスターしにくいでしょう。

 先日書き込んだ、現金払いでの買い物が難しくなる状況と共に、今後の生活に大きな不安を抱きました。

 高齢者や携帯操作に不安がある人が、もう少し安心して暮らせる社会になるように切望します。
とりあえず現時点で気付く具体的な事項としては、

・スーパー/コンビニではある程度の比率で、店員が対応して現金支払いが可能なレジの設置。

・電化製品などの修理に関して、音声対応ではなく、社員が直接に対応して相談できる窓口の設置と、その連絡先の判りやすい表示。

それが社会一般の傾向に逆行するのなら、例え有料でも仕方ないでしょう。(まさ)

 

その後の経過: これはもう笑い話です

 サービスセンターからは2日後に来てくれましたが、チェックの結果は「原因不明。というか基盤がおかしくなっています。もう部品もありませんし・・・」とのことで、いつもながら医者で聞く「齢ですからね・・・」と同じ響き。

 諦めてTVは新品買うことにして、量販店に行こうとしたら、何とTVは30分を過ぎて映っている

 昔の電化製品は故障すれば叩けば治ることがありましたが、色々と触って貰ったのが良かったのか。マサカです。

 おかしな表示が出て見難いものの、その後も一応映っているのでもう少しだけ辛抱することにします・

 

 


現代版「浮世風呂」 オジンたちのサウナ談議 その5*** (5月17日)
A:「今日はいつもより早いお出ましやなあ」

B:「我が家は孫最優先で、今からお嬢を塾への送り届けですわ! 家で役立つのはそれ位やからな・・・」




何か世の中が一斉に動き始めた感じに

2023年05月16日 19時57分14秒 | 散歩中に見かけた風景

 GWが終り、少し落ち着くかと思いきや、ここの所何やかやと行事が詰まり始め、カレンダーの予定表も少し忙しくなってきたみたいです。

 13日(土)は3年半ぶりにかって在籍していた商社の食料部門のOB会という事で参加させて頂き、旧友たちと久しぶりに語らい飲みました。

 翌14日には同じ商社に入社した当時に神戸支店で一緒に働いていた同期の友が、神奈川から子供のいる京都に来たので足を延ばしたという事で40年ぶり以上の再会。
お互いスッカリ歳を重ねて様相はすっかり変わっていますが、年賀状交換が続いていたお陰で直ぐに相手が判り、会話にもスムースに入れました。
お互いに生活環境は大きく変りましたが、生き方が大きく変わった訳でもなく、やはり若い時の友人との会話は、その当時に戻ったような感じになれます。

 2日間はこのように、かっての仲間との再会という事であっという間に過ぎましたが、続いて少し前のボランティア仲間との飲み会や、高校時代の運動部の同級生や後輩達との会食計画等もあり、何か世の中は3年間のブランクを必死に取り戻すように、急に慌ただしくなった感じです。


 そんな中でも、何とか時間を捻りだして河川敷などの散策に出掛けて、季節の変化を感じたり、植物との触れ合いの時間を大切にしていきたいと思っています。

 昨日の家の近辺や淀川河川敷での様子や我が家の様子の紹介ですが、河川敷の竹藪ではタケノコも先日と比べるとかなり大きいものが採れましたので、近くの友人にもお裾分けできました。(まさ)


アケボノフウロ(フウロソウ科) 本当に鮮やかな色です

同上

リナリア(ゴマノハグサ科)

ヘンルーダ(ミカン科)

同上

ムラサキツユクサ(ツユクサ科)

同上


センダン(センダン科)

同上
 同上


コバンソウ(イネ科) ナヨクサフジと一緒です

ノビル(ユリ科) 

同上 蕾になりましたが、なかなか開花しません


河川敷の竹藪で


昨日の収穫のタケノコ(知人にお裾分けした残りです)


ゴクラクチョウカ 下側の仏炎苞からは4つ目の花が開きました

キングサリもその後順調に開花。 殆ど一番下の方まで開花

同上



昨夜の夕食 結構豪華になりました

早速淀川の筍を使って、ワカメとヒロウスと一緒に煮ました

アスパラとレンコンの肉挟みを、炒めたもの

生ハムメロン

ワカメと干しエビの酢の物