老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

散歩が楽しい  ~ヒメヒオウギアヤメ他~

2023年05月09日 19時44分28秒 | 散歩中に見かけた風景

 昨日はニワゼキショウの仲間たちを紹介しましたが、この時期は散歩の都度色々な花と出会えるので本当に楽しく、天気さえよければ出歩くようにしています。

 中でも可愛らしいのは、6枚の花びら(花被片)のうち下側の3枚のつけ根の部分に濃い紅色の斑が入るヒメヒオウギアヤメ(アヤメ科)です。

 最初はヒメヒオウギとだけ呼んでいましたが、同じアヤメ科にオレンジ色の鮮やかなヒメヒオウギズイセンというのがあり、これと区別するために「ヒメヒオウギアヤメ」と呼ぶのが一般的だと知りました。

 因みに、この名前の元となったアヤメ科の「ヒオウギ」という植物もあり、これは京都の祇園祭とも深い関係がある植物です。
花も独特の魅力がありますが、祇園祭で重宝されているのは「花」ではなくて「葉」の部分で、扇のような並びをしていることからヒオウギと名付けられたのですが、古来ヒオウギで悪霊退散していたという話もあるらしく、厄除けの花という意味合いもあるそうです
従って、この葉の部分が大きくて長く、“反り”があるものが良質なものとされています

 更に、ヒオウギの種子は丸く、真っ黒でツヤがあるのが特徴で、「ぬばたま」とも呼ばれ、万葉集では黒や夜、夕などの枕詞として使われています。

 その他、ヒナギキョウソウの鮮やかな紫色の花も目立ちますし、ユリ科のハタケニラやノビルの花も可愛いです。

 また、昨日はいつもと違う道を通った際にゼニバアオイ(アオイ科)の花を初めて観ました。(まさ)


ヒメヒオウギアヤメ(赤系)

同上

同上(ピンク系)

同上

同上(白)

同上 我が家のベランダにもありますが、殆ど真っ白で下側の3枚のつけ根の部分が僅かに色付いています。

※ ヒメヒオウギズイセン
 
※ ヒオウギ(花)          ※ ヒオウギ(葉)


ハタケニラ(ユリ科)

同上

ノビル(ユリ科)蕾です

同上 蕾が少し脹らんできたので、可愛い花が楽しみです。


ヒナギキョウソウ(キキョウ科) 鮮やかな紫の花が良く目立ちます

同上

同上

マンテマ(ナデシコ科) 今年は良く目に付きます


ゼニバアオイ(アオイ科) 道端に生えていました。初見です。

同上

同上

ミカン

同上