老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

初夏の「咲くやこの花館」その① ~館外の様子と、水生植物~ 

2023年05月13日 19時36分54秒 | 旅行/色々な風景

 GWは遠出せずに自宅付近で過ごしていましたが、人が多い場所に出掛けたのは唯一鶴見緑地の「咲くやこの花館」でした。

 実は、後輩から「朝ドラで一躍有名になった牧野富太郎博士に関係して、神戸市の灘高内に牧野富太郎の弟子であった人が作ったロックガーデンがあり多くの高山植物や山野草が植えられていたことがユ―チューブで流れているが、どうやら咲くやこの花館でも展示されているらしい」という事を知らされ、近くだし是非一度見てみたいと思っていました。

 というのは、灘校は私の母校なのです。
というと、如何にも秀才のように思われますが、私が入った頃はまだそれ程でもなくて私の小学校の同じクラスからは4人も入りました。

 まだ東大などを目指す人もそれ程多くなく、校風は非常におおらかでバンカラな所も残っていて、色々な部活も極めて活発で、運動部でも県大会の上位に入賞する部も結構ありましたし、私を含めてですが授業はソコソコにして早引きしては映画館に直行したりする悪友も多かったです。

 また親にとって一番の魅力は、この学校の授業料の安さだったでしょう。
灘高は灘~西宮の酒どころの真ん中にあり、老舗の裕福な酒屋さんがスポンサーだったので、はっきり覚えてはいませんが当時の授業料は私立学校としては格別に安かったようで、親たちはそれを一番喜んでいたように記憶しています。


 さて、この学校にロックガーデンが作られたのは、1934年(昭和9年)とのことですが、戦争や火災などで消滅してしまい、私たちが入学したころには初代校長の銅像がある築山のようなものが残っているだけで、ロックガーデンなどは跡形もなくなっており、牧野富太郎に所縁の花壇があったことさえも知りませんでした。

 私がその後に、園芸に関わる様になったり、現在では山野草に惹かれていることも、不思議な縁だという気がして、母校にあったというロックガーデンのことをぜひ偲びたいと追った次第です。


 私が「咲くやこの花館」に行ったのは5月3日。
いつもの通り自転車で40分程度ですが、新緑が目に眩しい中を鶴見緑地に着くと、GW最中とあって公園内は家族連れなど沢山の人で一杯でしたが、勝手知った公園なので咲くやこの花館に直行。

 先ずは、館の外側の樹木などを見てから、大阪市在住の高齢者の特権で無料での入館。

 順路に従って回って来ましたが、取り敢えずは館外や館内の水生植物の様子をお知らせします。

 この植物園には何度も来ていますが、オオオニバスの花を観たのは初めてでした。(まさ)


鶴見緑地西口のメタセコイア並木の鮮やかな新緑

同上

同上

<咲くやこの花館 前庭にて>

カラタネオガタマ(モクレン科)

同上 バナナの香りがします

イチゴノキ(ツツジ科)の果実

<咲くやこの花館 水生植物>

オオオニバス(スイレン科)の花

同上

同上

スイレン


アメリカ・アサザ(ミツガシワ科)

ポンテデリア・コルダータ(ミズアオイ科)

同上

オオバミズオジギソウ(マメ科)
同上