先日から、我が家のベランダのゴクラクチョウカ(別名:ストレリチア・レギーネ、バショウ科)が開花したことを書き込んでいますが、今年の花は何かおかしいのです。
昨年度はベランダでは咲かなかったので、この違和感が何なのかははっきりしなかったのですが、今日3つ目の花(?)が開花したのを見て、この違和感が益々深まり、過去の写真なども引っ張り出して色々と調べて見ました。
1)ゴクラクチョウカの花の構造
まず、ゴクラクチョウカの基本的な構造はこのようになっています。
<tpsstrelitzia.jpkei.html keihana.jpg>より
2)一昨年に我が家で咲いた花
一つ目の花の開花
三つ目の花の開花
以上、一昨年の花は1)の花の構造通り、一つの仏炎苞から順番に咲いていました。
3)今年の花
開花前
既に仏炎苞が大きく上・下に開いていましたが、2年ぶりに開花を見る者として、双方が仏炎苞だとは全く気付きませんでしたが、何となく違和感を覚えていました。
一つ目の花の開花 下の方にある、仏炎苞から開花
二つ目の花の開花
同じく、下の方にある仏炎苞から開花。この咲き方は2)と同じでした。
三つ目の花の開花
上に開いていた仏炎苞より開花。ここで初めて違和感の原因が判りました。
要するに、今年の花は同じ茎から仏炎苞が向かい合って二つ出ていて、一つ目と二つ目は下の方の仏炎苞から咲いたものの、三つ目の花は上の方の仏炎苞から開花しているのです。
私が調べた範囲ではこのような事例は紹介されておらず、少し不思議な感じを抱いています。
従って、「三つ目の花」と呼ぶべきか「一つ目の花」というべきか悩んでいます。(まさ)