老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ネブカ或いは根深ネギのこと

2020年02月13日 19時16分06秒 | 食べ物
 先日ツレアイが頂いてきた青ネギに立派な根がついていたので、これを植え付けやことを書き込みましたが、その時に、かって祖母がネギのことを「ネブカ」と呼んでいたことを思い出しました。

 祖母の出身地である播州地方に独特な言葉なのかと、念のために調べてみると、播州の方言ではないようです。

◆Goo辞書には、根深(ねぶか)として、ネギの別名とありました。

◆関西では、かつては大和盆地で広く栽培され、特に能「観世流」発祥の地として知られる磯城郡川西町結崎で多く生産されていたことから、結崎ネブカ(ゆうざきねぶか)は柔らかくて甘みがあり煮炊きものに美味しい葉ねぎとして、ブランドネギとなっているようです。
奈良県のホームページではその写真も紹介されていますが、、それによると一般的に青ネギと呼んでいる種類のネギのようでした。

◆一方、https://www.tsuji.ac.jp/hp/zai/dt/126.htmによれば、食材の紹介コーナーに「根深ねぎ」として、下記のような記載がありました。
語源:ねぎの古名、「き(葱)」の根の部分を食用とするところから「根葱」「根深」
別称:太ねぎ、白ねぎ、関東ねぎ、東京ねぎ、長ねぎ
とあり、上記の「結崎ネブカ」とは異なり、いわゆる関西で言われる「白ネギ」を指すようです。


 やはり、地域による食生活の違いを反映しているようですが、私の記憶では祖母が使っていたのは青ネギ系統のものが多かったですし、関西の食生活を考えれば上記の結崎ネブカに近いものだったでしょう。

 先日植え付けた、青ネギは何とかついてくれたようで、少し生長したように思えます。(まさ)


結崎ネブカ(奈良県のホームページより)

植えこんだネギの様子