東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生の野外授業「魚釣り」見守りボランティア

2021年07月01日 | 子供の育成関連

 10年ぶりでしょうか、我家の倉庫から海釣りに使う小道具やライフジャケットを持ち出しました。理由は、地元の小学校野外授業「魚釣り」の見守りボランティアのためです。私が魚を釣るのではなく、子供達の魚釣りのサポートです。
 子供達は、事前に鹿の角で釣針を作ったようです。普通の針に加えてその釣針を数個糸に付けていました。そして、地元の漁港の堤防でサビキ釣りをしました。あいにく数人しか釣れませんでした。小アジを期待した私ですが、潮が悪かったのか小さなメバル、フグ、カサゴなどだけでした。しかし、沖にスナメリが何度も現れるなど退屈しませんでした。わずかばかりの釣果でしたが、子供達には楽しかった野外授業だったと思います。企画した先生やボランティアの方々お疲れさまでした。

           地元の麻里府漁港の堤防でサビキ釣り


 話を聞くと、鹿の角を釣針に加工中に壊れてしまうことがあったとか。その針には返しがありません。魚が針をくわえたら、すぐに上げないと逃げてしまいます。今回自分たちが作った釣針で、古代人のように魚を釣ることができるか試したようです。

   子供自作の釣針      堤防上で海釣り     危険なカサゴ
  

 ところで、私が見守りしていた子供の一人が小さなカサゴを釣りました。この魚は棘があるためとても危険です。私も子供の頃に痛い目にあいました。軍手で注意深くその魚を掴み、小道具を使って釣針を外しました。その魚はリリースしました。

   友達同士で糸のからみを直す      バケツで堤防を綺麗に洗い流す
 

 潮時が悪いのか、なかなか釣果が上がりませんでした。ただ時間が過ぎていくだけで、じりじりと日差しが強くなっていきました。そんな中、沖にスナメリの群れが何度も波を立てていました。そのスナメリに追われるのか、大きな魚の群れが勢いよく堤防下を通り過ぎました。スナメリは、見ようとして見えるものではありません。釣果は少なかったものの、スナメリ達に会えて良かったと思います。11時に海釣り終了です。堤防を綺麗に掃除した後、子供達は小学校に帰っていきました。

        小学校に帰る前、漁港の堤防で魚釣り体験の感想など

コメント
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