今の時期、山はどんどん変化しています。楢やクヌギのような落葉樹は葉が落ちて、太陽の日差しが地表に届くようになります。落葉が雪のようにはらはらと落ちている林、そのような地表に体を横たえることが子供のころから好きでした。落葉のかさかさ言う音を聞きながら、木々の間から見える空を見上げます。すると、青空をゆうゆうと動いている雲が生き物のようにみえます。
はらはら落ちる落葉に耳をすませ、木々の間の空を見上げる
静かに空を見上げていると、落葉の以外の音もどんどん耳に入ってきます。風の音、葉や枝が擦れる音、そして、キツツキが幹をつつく音や鳥の鳴き声なども聞こえ始めます。かつての人間は、自然の音に囲まれて生きていました。今は自動車,電車,モーターなどの人工の音に囲まれてしまいました。太古からの音に耳をすますと、何故だか心がいやされます。
葉が落ちた明るい林の中 ここに仰向けになり耳をすます
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