去年の5月、不思議な昆虫オトシブミを我家の裏山で発見しました。今回は、それと同じように不思議な昆虫であるチョッキリを発見しました。それも、裏山ではなく去年苗を植えた砂糖カエデです。春になって新芽が出ているので、その新しい葉をよく見ました。すると、何ヶ所も葉が折れているではありませんか。
葉が根元できれいに折れている砂糖カエデの葉
そして、根元が折れた葉をよく観察すると、くるくると巻いてあります。枯れたのであれば、黄色く変色して縮れているはずです。この悪戯の犯人は、チョッキリと呼ばれる昆虫です。葉が枯れないように、枝に微妙につながるように折るそうです。幼虫が新鮮な葉を食べる事ができるようにとの配慮のようです。
チョッキリは主にポプラなどの葉を折って巻きます。砂糖カエデはポプラの仲間ですので、幼虫の美味しいご馳走なのでしょう。
くるくると巻かれた葉 葉裏に潜んでいるチョッキリ
チョッキリは葉を切り落としませんが、オトシブミは「落とし文」に例えられるように切り落とします。しかも、くるくる巻いた葉の両側に丁寧に蓋をして落とすのです。まるで、蓋をした筒(賞状を入れる筒)のようです。筒状に巻いた葉の中心に卵を産んでから、地面に落とすそうです。その点、チョッキリは葉を落としません。チョッキリは巻き方が雑ですが、オトシブミは綺麗に巻いた上に蓋までします。このように、チョッキリが進化してオトシブミになったそうです。
我家の裏山は、いろいろな昆虫が住んでいます。探せばもっと不思議な昆虫が住んでいるのではないかと思います。
大きさが5mm程度の極小昆虫チョッキリ
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