東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

試行錯誤中、紡いだ単糸を間違って双糸に紡ぐ(1/5)

2021年12月29日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 

 毛糸(単糸)を二つのボビンに紡いだので、それを双糸に紡いでみることにしました。ところが、双糸に紡ぐ時にどっち側に巻いて紡いでよいか分かりませんでした。そのため、単糸を右巻きにしたので、双糸も右巻きに紡いてみました。すると、どうも様子が変なのです。紡ぎ上がった双糸を手に取ると、解けてくる箇所があります。
 そこで、Kさんにお聞きすると、この場合は左巻きにする方が良いのではとのこと。やれやれ!ボビン1巻き分無駄にしてしまいました。そこで、単糸と同じ向きに巻いて双糸を紡いだ場合と、単糸と逆巻きの双子を紡いで、両者を比較してみようかと思います。

         誤って単糸と同じ向きに双糸を紡ぐ、やれやれ!


  このさい、双糸を紡ぐ時の巻き方向と単糸の巻き方向の関係を調べてみました。巻く方向とは、糸の断面をみて繊維が左側に巻いているか、逆の右側に巻いているかを示します。右巻きを、この世界ではZ撚りと言うそうです。逆の左巻きをS撚りと言うそうです。ちなみに私が紡いだ単糸は二つのボビン共にZ撚りです。

  ボビン二つ分の端子   紡ぎ機にボビンセット   誤った巻き方で双子紡ぎ
  

 次に、単糸と双糸の関係を撚りで言うと、単糸を下撚りと言い、単糸2本を撚って紡いだ双糸を上撚りと言うそうです。紡ぎの世界では、下撚りがZ撚りの場合は、上撚りをS撚りにするのが常識とのこと。私が最初に双糸にしたのは、下撚りがZ撚りで上撚りもZ撚りでした。これは誤った撚りであることが分かりました。あーあ、がっかりです。
 そこで、下撚りがZ撚りで上撚りがZ撚りの場合と、下撚りがZ撚りで上撚りがS撚りの場合の両者の双子を実際に紡いで比較してみようと思います。ちなみに、下撚りがZ撚りで上撚りがZ撚りの場合は紡いだので、下撚りがZ撚りで上撚りがS撚りの場合を紡いでみようと思います。できれば、単糸の片一方を染色して双糸にした場合の撚りの違いを視覚的に確かめてみようと思います。

 下撚りがZ撚りで上撚りもZ撚り      がっかりの双子の出来上がり
 


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