東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

帝国電波(現クラリオン)製カーラジオRM-107(三菱キャブトラック搭載)の修理(6/6)

2020年04月02日 | 古ラジオ修理工房



  今回修理したカーラジオは、アンテナ部か高周波増幅部に故障があることは間違いありませんでした。しかし、はっきりとした原因を特定できずに直ってしまいました。同時に何ヶ所かまとめて修理すると、時々そのようなことがあります。今回は、直ったカーラジオの受信状況やこの種のラジオに固有なメカニカルプリセット機能を確認して修理を終わることにしました。今回のようなメカニカルな方式のカーラジオを搭載している車は、クラシックカーのような旧車しかありません。以前直したカーラジオも、クラシックカーに搭載されていたカーラジオでした。

      修繕を終わりテスト中の帝国電波製カーラジオ


 まず初めに、電源スイッチ,電源ランプ,そして音量つまみを確認しました。問題ありません。続いて、受信できる周波数範囲をテストしました。SGから電波を出して受信範囲を調べました。まずは低い方の周波数は560KHzでした。つぎに高い方の周波数は1,670KHzでした。つまり、560KHz~1,670KHzの範囲のAMラジオ放送を受信できます。実際にその範囲のNHK第1放送,NHK第2放送,民法のラジオ放送を問題なく受信できました。また、夜になると朝鮮半島や中国からのラジオ放送がよく入りました。

  低い方の周波数560KHz       高い方の周波数1,670KHz
 

 最後に、このカーラジオ固有のメカニカルプリセット機能を確認しました。若い方は知らないと思いますが、昔のプリセット機能は次のようにしてラジオ放送をプリセットします。①受信したいラジオ放送を受信する。②プリセットしたいボタンを引き抜くとその周波数を記憶③ボタンを押し込む。ポイントは②の操作です。これでプリセット完了です。ボタンは五つあるので、五つの放送局をプリセットできます。プリセット機能は正常でした。この機能により、ボタンを押すだけでラジオを選局できます。これで確認を終わりました。修理を依頼された岡山県の方に、このカーラジオを送り返そうと思います。お待たせしました。

 電源と音量の確認     受信範囲の確認    プリセット機構の確認
  


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渋柿(11月下旬収穫)の苗木を... | トップ | その昔、桃の収穫など助け合... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ラジオの修理有難うございます (Gikooh)
2020-04-12 17:49:52
記事を拝見しました。この度は本当に有難うございました。手元に戻ってまいりましたら、ご連絡をさせて下さい。楽しみです。
返信する
コメントありがとうございます。 (東京里山農業日誌)
2020-04-13 19:47:15
13日に発送しました。14日に到着予定です。
動作確認をよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (Gikooh)
2020-04-14 12:31:25
この度は大変お世話になりました。本日無事に到着しました。本日の夜にでも、ご連絡をさせて下さい。有難うございました。
返信する
ご都合の良い時に (Gikooh)
2020-04-14 20:08:15
こんばんは。すみません、ご連絡をさせて頂ければと思うのですがご都合の良い時はありますでしょうか?携帯の方は他の方に繋がってしまうようなんです。
返信する

コメントを投稿

古ラジオ修理工房」カテゴリの最新記事