東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 国木~千坊山~竹尾奥方面ウォーキングのための調査(3/3)

2013年08月13日 | 歴史探訪他ウォーキング

 続いて国木方面で、ウォーキングに適している道がないかどうか調査しました。その始めとして蓮華寺を訪れることにしました。お菓子の竹下側から坂道を登って、蓮華寺への近道がないかどうか探しました。すると山頂に向かう道がありました。てっきりその道を進めば蓮華寺に行けるかと思ってどんどん進みました。すると、幸ヶ丘農場と書かれた場所に着きました。その先は行き止まりでした。

       行き止まりの幸ヶ丘農場                真殿の広々とした田んぼ
 

 幸ヶ丘農場はガランとしており誰もいませんでした。真夏のため、農場はお休みのようでした。元来た道を引き返して、山を越えて真殿に行きました。田んぼをぐるりと回って、蓮華寺にようやく到着しました。このお寺には、県指定文化財になっている黒地蔵尊と呼ばれる大切なお地蔵様があります。元々は千坊山のお寺にあったものが、いつのころかこのお寺に安置されているとのことです。

             石階段を登ると、たくさんの小さなお地蔵様のお出迎え


 続いて、千坊山光福寺に向かいました。本当は竹尾奥から行きたかったのですが、道に草が生い茂って通れなかっため、やむなく国木側から行きました。途中、一度だけ道に迷ってしまいました。
 やっとの思いで光福寺に着きました。住職と思われる方にお話をお聞きすると、昔はこの光福寺を通って普賢さまのお参りをする方がたくさんいたそうです。ところが、光福寺から千坊山への道が通れなくなってからは、この光福寺が最奥になってしまったとのことでした。

      木々に囲まれた民家風の光福寺          光福寺裏山の八十八番箇所
 

 光福寺の高い裏山には、八十八番箇所がありました。せっかくですので、一番から八十八番まで回ってみました。小さなお地蔵様が裏山に並んでおり、途中崖から光福寺を見下ろすことができました。そして、その向こうに千坊山の尾根が広がっていました。昔は行列になって、この光福寺を経由して光市の普賢さまにお参りしていたのではないかと思われます。
 なお麻郷地区の方が普賢さまにお参りするルートは、大きく二つあったようです。一つは高松八幡宮からいざり峠を越えて竹尾を通り千坊山を越えるコース。二つ目は、米出や戎ヶ下の港から海経由で船で行くコースです。一方、西田布施に住む方々が普賢さまをお参りするルートは大きく二つだったようです。この光福寺を経由してお参りするルート、そして真殿を通り大峰峠を越えるる二つのルートだったようです。

      八十八番箇所を巡る途中、眼下に光福寺を、向こうに千坊山の尾根を見て


 今回、国木と竹尾奥、そして千坊山方面のルートを調査しました。しかし道があちこちで寸断されているため、ウォーキングルートをとても決めにくいことです。特に光福寺周辺は道が寸断されており行き止まりと思った方がよさそうです。
 竹尾から千坊山を越えて岩屋に抜けるルート、今はかろうじて通れますが10年後は分かりません。このルートは早めにウォーキングしておいた方がよさそうです。

    赤い線は、国木,竹尾奥,そして千坊山のウォーキングルート調査のため通った道


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