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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

國木田独歩に関わる講義と史跡案内(2/2)

2025年03月18日 | 子供の育成関連

 午後からは國木田独歩が仮寓していた吉見家跡地など、独歩の足跡をたどりながら子供達に解説しました。最初に吉見家があった場所に立つ「独歩仮寓吉見家跡」石碑を訪ねました。この石碑前で吉見家の由来などについてお話しをしました。吉見家は元々は埼玉県吉見地区に由来があり、そこは吉見百穴で有名です。また鎌倉幕府を創設した源頼朝の弟である範頼を家祖としています。
 吉見家跡を出ると次に麻郷神社に向かいました。独歩がこの神社に出かけていた当時は惣田山招魂社と呼ばれていました。戊辰戦争で亡くなった奇兵隊の方々が慰霊されています。この慰霊碑を独歩も見たはずです。

        独歩仮寓吉見家跡石碑を見ながら子供達に解説  


 ところで、吉見家跡地に行く前に子供達を私の麦畑に連れて行きました。せっかくの機会なので麦踏みをしてもらいました。ちなみにその麦畑から国木田独歩が遊歩した高塔山がよく見えます。麦畑から高塔山を指さして独歩と高塔山について少し解説をしました。独歩の小説「帰去来」などに高塔山などの山々が出てきます。
 私が子供の頃、禿山だった高塔山をよく歩きました。また近隣の幼稚園児が遠足で列になって歩いていたことを覚えています。國木田独歩が同じように高塔山歩いていたと思いもしませんでした。
 
     國木田独歩が歩いた高塔山を望む私の麦畑で、麦踏みを体験

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