東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

苗取りと代かき

2009年06月15日 | 稲:春作業,苗作り
 田植えに備えて、田んぼの畦周りの草刈り,苗場で苗取り,そして先日に続いて代かきをしました。最初18日に小学生達が田植えに来て畦回りを歩いてもよいように綺麗に草刈りをしました。2週間ほど前に一度草刈しましたが、だいぶ草が伸びていましたので再度の草刈りです。

          何十人もの子供達が歩けるように草刈りした畦


 畦周りの草刈りが終わると、苗場で苗を取りました。種まきした籾が発芽し始めてから約1ヵ月半後の苗取りです。20cm以上に成長した成苗を手で泥から抜くようにしながら取ります。根には泥が付いていますので、水でゆすぐようにして泥を落としました。苗を100本程度束ねるとワラで結びました。ワラの数が足りなかったため結ぶのは途中までで、後は抜き取ることだけに専念しました。

      抜いて束にした苗            ワラで結んだ苗の束
 

 束にした苗は田植えの時にワラを解きやすく結びます。ワラの結び方のちょっとした工夫で田植えがスムーズに進行します。今日苗とりした苗は小学生の田植えの前日に田んぼに並べるように置く予定です。
 しかしながら、腰を曲げるようにしながらの苗取りはとても腰に負担がかかります。時々背伸びしながら苗取りを続けました。昔の人はこの重労働を毎日していたのでしょうね。背が曲がったお年寄りが多かったのも理解できます。

             束にした苗を並べるようにして置いた苗場


 苗取りは苗場の1/3ほどを済ませて今日は終わりです。続いて代かきをしました。先日した代かきは田んぼの一部でしたので、今日はすべての田んぼを代かきしました。少し水が足りなかったのですが、田植えが近いうえに仕事を休むわけにはいかないため、あえて代かきをしました。

              代かきを終わった田んぼと耕運機


 草刈りして、苗取りして、代かきが終わったのは夕方5時でした。ほんとうに疲れました。特に苗取りした時の腰の痛みには困りました。苗取りしながら前傾姿勢を続けていると腰に負担がかかるようです。代かきは田植え前日にとんぼと呼ばれる道具で再度代かきをして終了です。

            代かきが終わった3枚の田んぼ
コメント
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