東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

雑穀(シコクビエ)の収穫

2008年11月21日 | 麦,穀類,雑穀

 野菜の植え付けや収穫で忙しくて、雑穀の収穫がすっかり遅れてしまいました。雑穀類は食べるほど作っておらず、もっぱら種子の更新のために作っています。必要に迫られず収穫が延び延びになってしまいました。
 今日は雑穀の中でも、国内でも作っている人がとても少ないシコクビエを収穫しました。この雑穀は、稲と違って穂だけを刈り取りします。10年ほど前、山梨県の奥深い山間地域にこの雑穀の収穫の応援をして行った時も、穂だけを刈り取って収穫しました。

             刈り取りを待つシコクビエの熟した穂


 シコマピエの穂はとても変った形をしています。鳥の足のような形です。その形から「かもあし」と呼ぶ地域もあります。粒は粟ほどの大きさで、脱穀は棒切れを使ってたたくようにします。実は白いのですが精白はとても困難です。
 昔は、茶色の実をそのまま製粉して食べていたようです。私も製粉して食べましたが、やや錆びっぽい味で美味しいとは言えません。ただ、栄養やミネラルの点では優れているのではないでしょうか。

             穂刈りしたシコクビエの穂、このあと脱穀

コメント
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