四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

全国知事会「人口減で非常事態宣言」とか…今頃気づいたの?知事さん…

2014-07-16 19:35:03 | 日記

●今朝の埼玉新聞一面は、全国知事会が「人口減少非常事態宣言」と大見出しです。全国知事会は、佐賀県唐津市で開幕。人口減少問題を「国家の基盤を危うくする重大な岐路」と非常事態宣言した。昨夜のニュースでも報じていました。きっかけをつくった日本早世会議の座長の増田寛也さんも出席しての意見交換もあったようです。それにしても今頃…の感があります。

 

●私は、生涯学習の調査・研究に関わった70年代に「日本は高齢化社会突入」と同時に「団塊ジュニア後」の少子化がそろそろ話題になり始めていました。戦後高度成長期に、地方から都市への人口移動が行われ、その後核家族化と同時に少子化が始まりました。「多産・多死」から「多産・少死」で人口増加、そして「少産・少死」で高齢化になり、いま「少産・多死」化が進行し、人口減少が起きています。

●そういう状況の中で、ここへきて地方の人口減少の進行が激しさを増しています。先般の日本創生会議は、出産可能な女性の人口動態に着目し、その減少幅が50%を越えた都市を「消滅可能性都市」と公表しました。最大の問題は、若い人の大都市集中です。特に東京への一極集中は、何もここへ来ての問題提起でなく、ここ2,30年いわれ続けてきた問題です。昨日、全国知事会が大問題視しましたが、私は、これまで気がつかなかった地方政治のリーダーに不信感があります。今朝の新聞の報道で、子どもの貧困率が16.3%と過去最高を更新とか。幸せな子ども社会には程遠い状況です。一方で、子育ての経済問題が少子化の理由という研究者も多く、子どもの貧困は深刻です。

●国の責任というか、経済・産業構造の改革は待ったなしです。本社と生産機能を、大都市から地方に移転させる。これだけ交通網を整備しながら、いまだ大都市に集中させる仕組みでは、地方の努力が実るのは限定的です。もっと言えば、大企業優遇政策から中小企業や地場産業が持続的に維持発展できる構造への誘導が重要です。増田座長は、拠点都市への転換を提言しています。中央公論では、小泉進次郎代議士との対談で、「すべての地方都市は残せない」と発言しています。人口増加=地域の発展という伝統的なとらえ方から、人口規模と住民の幸せ感を、真剣に住民と議論する機会であるかもしれません。

●昨日北本高校が八潮高校と対戦し、3回戦突破をしました。スコアボードの選手欄に、投手「アブドラ」と出ていました。ほお…外国人投手かと思っていました。長身から投げ下ろす左腕投手。大きなカーブが印象に残っています。投球フォームが大きくゆったりしていることから、北本高校の足のある選手に盗塁を許し、それが失点につながった。今朝の埼玉新聞に、大きく取り上げられています。母国パキスタンを「野球の強豪国にしたい」と大きな夢が実現されるといいですね…。北本高校いよいよ4回戦。対戦相手はシードBの市立川越高校。19日午前9時上尾市民球場です。ここが分岐点。がんばれ北高!

 

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