●今日も暑い一日。東京2020今日開会式。国立競技場上空に五色のブルーインパルスで開会式を盛り上げています。1964東京オリンピックの開会式は10月10日の午後でした。会社は午後休みになり寮に帰ってテレビで開会式を観ました。この時のブルーインパルスの五色は、真っ青に晴れ上がった秋の空にくっきりと描きました。今回は真夏ですから、ぼやけてしまったのかな…。また開会式は夜になりました。アメリカの視聴者向けとか。大きな犠牲?を払わされている開催国民より、スポンサー国優先か。相当に古い表現ですが、いまだ△等国扱い?を甘んじて受け入れるのでしょうか。戦後77年、戦後の復興と独立国日本をメッセージとして行った1964年東京五輪。まだまだ敗戦国の悲哀でしょうか。
●いぜれにせよ、始まりました。アスリート(選手)はどんな状況であろうと精いっぱいの力を発揮してもらいたいと願っています。クーベルタンが言ったかどうか忘れたが、子どもの頃は「オリンピックは参加することに意義がある。」よく言われました。最近の報道を見ると、オリンピックはメダルを獲ることに意義があるらしい。メダルを獲ることで選手の将来が開けるというものらいしいです。しかし、今回は「コロナ」で参加できなくなる選手もいます。競技寸前で「陽性者」に判定されると、参加(辞退)すらできない。なにもコロナ禍の中でなく、一息ついた秋以降に延期できなかったのでしょうか。極論ですが、冬の五輪は北京で、夏の五輪は東京でと、来年の春だっていいように思います。オリンピックは、参加できる選手はすべて参加できる条件が基本です。
●始まれば、後は終わるだけです。何があっても競技は進むでしょう。それをテレビが中継、我々国民は視聴するでしょう。そして菅総理ら五輪利権者は、国民は感動している。日本から希望のメッセージを出せたと絶賛するでしょう。しかし、その後に行われる選挙では、「昭和」の終わりと「21世紀」をスタートさせましょう。選挙も、オリンピックの精神と一緒で「投票(参加)」することに意義があります。今回のオリンピックは、国際社会から取り残された日本の姿(政治と組織、社会)が明らかになったような気がしています。北本市も…。