四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

2013年の大晦日。今年一年に感謝。、皆様良いお正月を…

2013-12-31 16:53:56 | 日記

●2013年も今日が大晦日です。西の空に2013年の太陽が沈んでいきました。

 

●この一年、悔いは残っていますが、まあまあがんばれたかな?今年の元旦のブログに「激動の予感がする『巳』年が明けました。」と書きました。暮れの「新駅の住民投票」はまさに、激動の予感が当たったようにも思います。駅の設置を待っている人たちにとっては、落胆の思いが強いと思いますが、今回の事業費72億円、北本市負担50億円以上、借金35億円の新駅計画は、白紙になってよかったと思っています。

●駅を作ることだけが目的であれば、この計画でも駅は建設される可能性はあります。しかし、その過程と駅ができた後は、想像を超える困難が待っているでしょう。若い人に希望と成長の機会を、リタイヤ組みが奪ったといったコメントがネット上にあるが、事実でしょうか。今回の住民投票は、20代、30代の若い有権者の投票率が上昇しています。その大半が「反対」だったと推測できます。したがって、50億円以上の自己財源(35億円は借金)を使う新駅事業について、楽観論や期待感だけでは説明がつきません。桶川市の参加は度外視しても、駅前広場やマンション建設等の西側開発の地権者との協議は、まったく具体化していません。住民投票で、賛成多数になったら協議するというが、本来住民投票前に協議すべきことではないか。人口増加の切り札の久保区画整理事業費77億円(10年間)をどう工面するか。これまで13年間の進捗率30%の主因は、自己財源不足であったのではないか。その主要財源である「都市計画税」を毎年1億円引き下げたのは誰ですか・・・?市長と新駅賛成派の議員でしょ。

●新駅は新たな局面を迎えました。それには今回の住民投票をきちっと「総括」する必要があります。しかし、市長は臨時議会を招集しようとしないし、議会も積極的に対応しようとしていません。提案しましたが先送りです。私はこのままでいいとは考えていないし、「多額な税金を使う計画」から「民間投資の計画」へどのように具体化するか。可能なのか。不可能なのか。30年間、そのことの検証はされていません。すべてが「他人任せ」であったように見えます。新駅の設置は、天の配剤ではないはずです。そういう意味でいえば、今回の住民投票は「政治の人災」であったかもしれません。政治の場にいるものとして、率直に「反省」すべきものは反省し、次に生かす新年でありたいと思っています。

●昨日、友人のところへ頼んでいた「餅」を取り行ったら、懐かしいお顔に逢いました。5年ぶりぐらいになります。私が社会教育委員のころの市の教育長をされていた峯尾栄さんです。お元気でした。今年86歳だそうです。いまだ年賀状を300枚書かれるそうです。25年前、青少年育成市民会議を立ち上げたころの懐かしい思い出話に花を咲かせました。「88歳の米寿を過ぎたらお迎えだ」とおっしゃるので、「元市議会議員の神田庄平さんは89歳でお元気ですよ。今度の新駅問題では大活躍でした。」と話すと、「ほお、神田さん元気でしたか」と…「工藤さんは変わらんね。若いころのまんまだと」お世辞を言われ、年の瀬に良い出会いでした。

●去年の紅白は、美輪明宏さんの「ヨイトマケノ唄」を、正座して聴きました。この歌は、子どもころの親の苦労を思い出し、何か「ビビー」と来るものがあります。今年の紅白は、北島三郎の「まつり」かな。北島三郎は、自分の生まれた在所の隣町の出身です。「同郷」です。残りの任期は1年4ヶ月。長寿の時代のまちづくりについて、進化を遂げるよう研鑽に努めます。みなさま良いお年をお迎えください。

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猪瀬都知事辞任とか・・・激動の2013年ですか

2013-12-19 09:16:51 | 日記

●猪瀬東京都知事が辞任かと言うニュースが流れています。同じ番組で、みんなの当から離党して「結いの党」が結成されたというニュースもあります。年末に来て、激流のような流れです。新駅の住民投票もその一つだったかもしれません。猪瀬知事は、昨年の今頃選挙で独走状態でした。都知事選最高の得票とか言われ、東京オリンピック招致成功と猪瀬体制が当分続くと思われていましたので驚きです。

●昨日から息子と二人で、仕事の関係者のお得意周りをしています。恒例の、年末の挨拶に伺っています。年賀状も書かなければなりません。何も手がついていません。去年の12月は、衆議院議員選挙でした。これからまた出かけます。忙しいので、しばらくブログは休みます。

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代表者会議結論ださず。会派に持ち帰って・・・次はいつ・・・?

2013-12-18 17:57:19 | 日記

●今日、議会会派代表者会議がありました。議題は「新駅の住民投票の結果を受けて」でした。女性代表が口火を切り、市民から寄せられた意見として、議会の責任を明らかにすべきということを紹介し、議会として見解をまとめ広報にでも折り込んだらどうかとの提案。他の議員から、私はそのような意見は市民から寄せられていない。特に急ぐことはないというものでした。

●私は住民投票の結果、これだけの反対票。その間、議員や議会に対する「不信」の意見も多い。解散して出直すことも考える必要があるのでは。自分は住民投票の結果を受け、信を問い直すべきと考えていると提案しました。女性代表の二人は賛同したが、ある議員は、「辞任するのは自由。個人的な見解として自分の会報で流すことも自由だが、同意は、できない」というものでした。

●他の会派の代表は、新駅は終わった。二度と新駅には賛成しないとか、多くの人が賛成してくれる計画でないと・・・。議長が見解を出し、ホームページに載せたらと提案したが、もっとじっくり議論してからでもいいのではという意見が半数以上でした。住民から突きつけられてからでは、遅すぎるように思うのですが・・・。例によって「会派に持ち帰って」ということで、第1ラウンド終了。年内にもう一度、には反応なし。でも、これでは終われんでしょう。粘ります。

●年賀状、これからです。喪中のはがきも例年通り。今年も残り10日余り。今夜は、ささやかな忘年会です。いってきます。

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高投票率に誇り。有権者の過半数に迫る反対票。市長・議会この事実をどう受け止めるか?

2013-12-17 22:46:17 | 日記

●注目された「新駅の住民投票」の結果が出ました。投票率62.34%。投票者数35,332人のうち賛成者8,353人、反対者26,804人で、市長が住民投票で住民へ提案した「事業費72億円(北本市負担50億円以上)、庁舎建設基金の新駅への財源に振り替える、35億円の借金」などの新駅計画は、圧倒的多数で否決しました。

●今回の住民投票では、反対多数になったことも感謝しますが、なにより高投票率であったことが誇らしい。本当に誇らしい。政治が停滞し、市民に迷惑をかけながら、これだけの高投票率を実現した北本市民に敬服です。しかし、反面、「怒り」の投票でもあったと感じています。この結果を議員の一人としてどう受け止めるか。反対多数で目的達成、一件落着とはいかないと思います。代議員制を正当に行使できなかった責任があります。埼玉新聞では、埼玉大の松本教授が、「世論に丸投げした市長と議会の責任」に言及。議会解散、出なおし選挙が、市民の理解が得られるのではないでしょうか。「信なくば立たず」と言われますもの…。

●昨日は9時から、議会の全員協議会でした。住民投票の結果を受け、市長から「新駅計画は白紙撤回、JRへの要望は今年度しない、庁舎建設基金19億円の流用を撤回、10月に設置した新駅建設推進課を従来の南部地域整備課に戻す」と説明がありました。質疑を議長が制止、3分ほどで退席です。後日機会を設けるということですが…。印象としては、明るく、冗談を言い、どこにも深刻な表情はありませんでした。一方、記者会見の新聞記事を見ると、時折渋い表情を見せたり、口惜しさをにじませたりしたと報じているのを読み、議会の全員協議会は「仲間」の会とでも思ったのかな…。不本意です。

●記者の質問がなかったのか、市長が市民(有権者)に提案した新駅計画(議案)に、これだけの反対大多数という結果は、見方を変えれば「不信任」では・・・?。当然市民への謝罪、反省の言葉があると思うが、これも特に新聞では報じられていない。新聞では報じられていないが、「反対した7人の議員は許さない」といったと、ある関係者から伝え聞いた。事実ならとんでもない話です。我々議員は、市民に選んでいただいているが、石津市長に議員にしてもらったわけではないから、「許す」とか「許さない」と言われることはないと思うが・・・。むしろ、26,800人の市民が「許さない」といっているとは思いますが・・・。

●勘違いしていけないことは、住民投票の結果です。今回の住民投票は、反対の票が有権者の過半数28,330人に2,000人足りなかった。ほぼ完全否決(不信任)ですから真剣にかつ深刻に受け止めなければなりません。市長及び議員の解職、議会の解散は北本市の場合、有権者56,656人の3分の1(18,900人)の連署で選挙管理委員会へ解職請求できます。反対票が、それを上回っています。約8千人もです。議員として、議会として重く受け止めるべきです。

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新駅の住民投票締め切る。60%を超える脅威の投票率。賛否はどうなるか?

2013-12-15 20:00:45 | 日記

●新駅の賛否を問う住民投票が終わりました。午後8時、投票箱に鍵がかけられました。7時現在の投票率が60.0%と過半数を超え、住民が「住民投票の正当性」をつくりだしたことに驚きとともに、頭の下がる思いです。午後10時過ぎに結果が判明います。自分の選挙よりドキドキしています。どちらになっても、住民の判断ですから市長は従うと言っていましたので…。私は、「勝ち」とか「負け」とは捉えていません。あくまで市長の提案に対する市民の判断です。

●私は、今回の住民投票は、駅が必要、または必要ないを決めるものではないと考えています。市長が住民投票に提案した事業費72億円、その大半を税金で進める計画を、認めるか、認めないかを決める投票と考えています。しかし、投票された市民の中には、駅の設置に否定的な人もいるはずです。新駅建設は、基本的に民間資金を中心にし、隣接する自治体の協力と国費や県費の補助とともに、北本市負担を極力軽減する計画であるべきと考えています。また、新駅を視野に、都市のあり方を人口減少という社会要因を正面から受け止め、拡大路線としての新駅構想からスマートシュリンク(賢い縮小というのだそうですが…)という、コンパクトなまちへの転換を図り、2つの駅を自立させ、駅を中心に半径1から2キロを生活圏にする交通インフラの整ったまちづくりが望ましいと考えています。

●当然インフラの複合化、統合化、廃止などの再編成が必要です。維持管理を人口規模に合わせることです。これで維持管理費を縮減し、新しい財源を恒久的に作ることではないでしょうか。例えば学校の大規模改修及び耐震工事は、児童生徒が半減するのに、すべての施設を行い、50億円以上の市債を発行し、新駅に伴う借金35億円の返済を窮屈にしています。実質公債比率が、新駅作っても12.4%で国が指定した25%の半分と言っています。これはこれで説明はつきますが、同じ方法で「経常収支比率」(一般財源に占める義務的経費の比率)を計ると、私の試算では96.5%となり、市の一般財源のほとんどが義務的経費になり、財政の硬直化が深刻になる可能性があります。

●想像と期待感だけの新駅計画では、市民を納得させることはできないと思います。議会での我々の質問にもその根拠は説明されず、市民説明会での苦しい答弁では、市民は納得しないでしょう。この新駅計画が賛成多数になった場合、新駅を完成させるためにいくつもの大きな問題を克服しなければならないでしょう。駅前広場の用地取得、区画整理事業の70億円の事業費の確保、桶川市の協力、9haの新駅周辺開発問題などが残っています。新駅問題は、この住民投票でどちらの結果になったとしても、もう一度原点(民間活力との連携)に立ち戻り、執行部だけに依存せず、議会も市民と合意形成を図る努力が必要です。そういうきっかけになれば、住民投票の意義も倍加するように思います。

●それにしても「賛否」を問う住民投票を提案した市長が、反対している市民を非難するのはどういうことなのでしょう。賛否を問う以上、賛成も入れば、反対もいることがわからなかったということでしょうか。それなら「賛成を問う住民投票」にすればよかったのに・・・。不思議なことを発見した住民投票でした。

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