四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

久保区画整理事業の見直しは待ったなし。デーノタメ遺跡の保存は区画整理事業の見直しが先ではないか。

2020-09-22 11:52:47 | 日記

●今日は4連休の最終日です。行楽地は人でにぎわっているようです。今朝ラジオ体操の後ウォーキング。深井グランでストレッチとダッシュ。今朝は久しぶりに太陽が輝き、朝の青空も秋の気配が濃くなったように感じました。私は、議会の一般質問も終わり、残るは決算の議決になりました。新庁舎建設工事費の過払い返還請求については書き込みました。もう1件は、久保区画整理事業についても質問しました。

●久保区画整理事業は平成9年から始まりすでに20年を過ぎていますが、事業費(約110億円)ベースの進捗率が4割です。私は2年前にも一般質問しました。基本的に資金計画が破たんしていると指摘しました。添付の資料がその時のものです。歳出の工事費が約95億円の予算で、実施されたのが約33億円です。進捗率34%です。事務費が15億円で、10億円が実行されています。進捗率71%です。3割の工事を進めるのに7割の事務費を使っています。残り3割の事務費で7割の工事を実施することは理論上無理です。

歳入についても、ここまで43億円の事業費を使っていますが、国費は27億円の予定に8億円しか交付されていません。特定道路財源10億円を加えても、25億円は市の財源です。保留地処分はほとんでできていません。現在27億円予定していますが、地価の下落でこの金額は難しいと考えています。さらに、この事業計画に基づく資金計画は平成20年ごろに試算していますので、現状でこの事業費で今後もできるのか。私は、この間、何度か実態に合わせた事業費の積算をし直すことを求めてきました。

●今議会では、事業費の実勢価格でみなしているか。現状を適正に把握しなければ、見直しの課題は見えないし、実効性ある計画の再編はできないと考えました。答弁では、はっきりとした内容ではありませんでしたが、現在委託しているが回答が来ていないということです。市長は、この間担当者に見直しの会議を要請していますが、適正な現状は把握ができないまま何を根拠に検討するのでしょうか。一事に市長の好きな「デーノタメ遺跡の国指定」のためであるとすれば、これは久保区画整理事業の改善見直しは進まないでしょう。この遺跡保存のエリアの真ん中を通る予定の都市計画道路「西仲通り線」の位置。都市計画法18条の規定で策定している「都市マスタープラン」と「南部周辺まちづくり構想」で違ったものになっていることが、この問題が複雑化している象徴です。

●私は、仮換地が100%指定されているが、デーノタメ保存予定エリアにも「仮換地」が指定されているのか市長に聞きましたら、市長は知らなかった。デーノタメ保存予定エリアに「仮換地」が指定され、使用収益が開始されていたら、この保存予定地を区画整理事業から外すのは相当に難しいと考えます。すでに図にあるように使用収益開始はすでに3割です。私は、先ずは久保区画整理事業を確実に10年で終わられる計画ができるかどうかを検討すべと考えています。それには、工事費と財源確保の正当化を図ることです。そのためには、庁内検討から専門家による第三者会議を設置し、客観的な現状分析と課題の洗い出しを行うよう、市長に求めました。検討するということですが…地権者は高齢化しています。待ったなしですが。

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今日は敬老の日です。民生委員さんが赤飯を届けてくれました。市民に恩返し‼倍返しに努めます。

2020-09-21 17:56:37 | 日記

●今日は敬老の日。民生委員さんに、赤飯を届けていただきました。人生100年時代と言われ、70歳、80歳が元気に活躍できる社会です。自分も、思いのほか長く生きています。今朝の埼玉新聞の一面に、「65歳以上最多更新」埼玉193万人「団塊」全員70代。全国的には、65歳以上が3617万人高齢化率28.7%となりました。しかし、65歳以上を高齢者と決めたのは、WHOですが55年前です。保健衛生や医療の進歩など、人間の寿命の環境は大きく変わっています。そろそろ科学的に検証し、その国の実情に合わせた定義があってもいいように思います。

●会社の定年制度は無くした方がいいし、働く環境も変えた方がいい。しかし、昨今の自民党の幹部が、80歳の幹事長の続投で「老害」などと言われています。これは単に年齢がというより、二階氏が長く自民党を支配していることにそのように言われたているのではないでしょうか。老若男女がバランス良く配置されていれば、もう少し「多様性」が活かされているのでしょうが、高齢の男子中心ですとイメージが…。80歳は十分元気で働けるし、年齢だけでなく気力・センス・スキル・胆力など、若い人の見本になれるようにすることも重要なのかもしれません。

●私も78歳ですから、老害と言われることの無いように、ある時は謙虚に、ある時はアグレッシブに、ある時は革新的に、ある時は鷹揚に、引くときは引く、聞くときは聴くというように、信愛されるロウガイになるようにしています。市民の皆さんに恩返し、倍返し。よろしく。

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異議あり!新庁舎建設工事費約438万円「市に損害ない」。請求放棄(不問)は認められない

2020-09-20 21:24:23 | 日記

●昨日のブログ「庁舎建設費の過払い請求放棄」について、メール等でご意見いただきました。3年前に特別委員会の証人尋問を傍聴され、感心をもっている方です。金曜日の一般質問を傍聴されたそうです。どうして三宮市長は、あのような答弁をしたのか。「工藤議員の報告会で、詳しく説明していただき、勧告は当然のことと思っていました。それを一番よく知っているのは三宮市長です。市長を信頼していたのに…」というものです。

●元々は平成27年の選挙で市長が交代し、監査委員が随時監査を行い、部品や取り付け家具類の一部に、発注額と竣工図との未整合(未設置)があり、工事費が過剰に支払われているとの報告があり、三宮市長(当時議長)の肝いりで議会に地方自治法第100条1項の規定で調査特別委員会を設置しました。委員長に私工藤が選任されました。この調査は、1年9カ月間行いました。職員や元市長・議員、施工業者及び設計事務所の関係者30人を超える人に証人尋問や参考人聴取し、設計図や設計書(内訳書)、下請け発注書などの関係書類を検証しました。

●委員会の委員は、建築や公共工事、そして法律の知識が十分でないことから、アドバイザー(専門家)を採用しました。構造計算の資格のある1級建築士、中堅ゼネコンの現場所長経験の1級建築士、埼玉県庁で営繕担当のOB(1級建築士)、地検特捜部OBの弁護士です。一緒に調査・検証し、専門的知見を頂きました。疑惑はたくさんありました。防災倉庫の100%随契、基本設計等の随契、管理業務の随契、入札業務の規定等を徹底的に調査しました。しかしながら、100条1項の調査権には限界があります。司法の捜査権のように個人情報に踏み込むことはできません。偽証が取れなければ刑事告発もできません。記憶にないは、偽証にはなりませんから。

●明確に裏図けられたのが、今回の勧告(約438万円の損害)に示したものです。われわれが、「損害賠償請求」を勧告したのは、単なる返還請求では業者が応じない可能性もあり、執行部の裁量の範囲を広げ、訴訟の可能性を示唆したものです。一般質問が終って、行政書士の議員が、「工藤議員の指摘通りですよね。単純に請求すればいいだけです。どうして複雑に考えたのでしょう。それと、民事訴訟で進めて刑事にもっていくこともできますから、損害賠償請求の勧告は妥当です」と。法や経営に関わる人なら、誰でもこの程度の理解はします。市長は、この件で「438万円の使途不明金(過払い・誤払い・それとも…)」を不問にし、しかも責任を明確にしないまま「一件落着」させようとしているのでしょうか。

●私はあきらめません。

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一般質問終る。ブログ是非読んでください。新庁舎建設100条委の勧告に対し、三宮市長の回答「市に損害がない」と。事実誤認ではないかと指摘

2020-09-19 19:36:26 | 日記

●昨日、一般質問が終わりました。新庁舎建設において約438万円が、工事されていないのに支払われていることから、2年前に100条委員会が返還を求めていました。それに7月30日に、三宮市長から回答がありました。業者に契約上の瑕疵がないので損害賠償請求はできない。したがって「市にも損害ない」というものでした。これを受け取り、驚きました。三宮市長は、当時議会の議長として率先して「疑惑がある」と、100条調査委員会を設置し、私に委員長をさせ、関係者の証人尋問、書類等を調査しました。市の監査委員の随時監査で報告された「こどもプラザのトイレ洗面化粧台キャビネット6カ所(192万3,000円)と「議員控室移動間仕切り3カ所(564万円)を2カ所減らし遮音壁にした工事費の差額」が、支払われていることを確認しました。

●私はこの報告を受けて、当時の委員長として、三宮市長(当時の議長)に「事実誤認」ではないか。それとも「不問(請求放棄)」にしたのか。と質問しました。なぜなら、当時議長とこの調査に積極的に関わり、陣頭指揮した三宮市長です。一番実情を知っているはずなのに、どうしてこのようなまったく「真逆」な回答したのか理解ができません。答弁は、実に不誠実というより、市のトップ(税金を公正に使う立場)として無知・無自覚・粗雑なものでした。信頼していたものとして、「残念」というより「裏切られた」という思いです。業者に瑕疵があるか、ないかでなく、実際に工事費に入れ発注しています。図面に記載されていないので設置はされません(例えば、9個発注したが、10個分の代金を払った。というようなものです)。単純に、支払う必要がなかったので、返してもらう、それだけです。どうしてそれができないというのでしょうか。

●誰が答弁書作ったのかは知りませんが、最も実情を知っている三宮身長が、オートマチックに読むでしょうか。当時調査委員会をつくって調査した自覚もなければ、終わってしまったことだから面倒な返還請求より、「損害がない」と不問にした方が楽と思ったのでしょう。市民が税金を納めるには、それぞれ大変な思いをして納めていますし、何かの都合で納めることができない人には、納税課の職員が粘り強く対応して納めていただいています。まさに血のにじむような思いで納めていただたいた「税金(公金)」438万円を過払いか誤払いかは別に、支払っていますから返していただく交渉はするべきです。どうしても返さないとなったら「裁判」も辞さじという強い意志でなければなりません。「税金」ですから。

●質問の最後に私は、「今後は住民監査で措置請求しましょう。却下されたら住民訴訟です。または議会からの事務監査請求もできますし、監査委員の随時監査も考えられます。私は自分が委員長で進めた仕事ですから、議会の名誉、自分の議員としての本分のためにも。また、市民の財産である公金が使途不明のまま放置することはできませんので、あらゆる手段方法を使って真相の追及と返還に向けて全力投球していきます。」と述べました。残りの任期は2年半です。三宮市長が請求せずに逃げ切ることは絶対に許しません。それにしても、こういう人を応援した不明を恥じています。

●来週末(25日金曜日頃)市議会ホームページで録画配信されます。よろしかったら視聴してください。

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民意なき民主主義で自民党総裁決定。旧中山道狭あい道路改善へ。議会は明日から一般質問。工藤は18日です。

2020-09-14 19:36:56 | 日記

●自民党の総裁選挙がおこなわれ、菅官房長官が圧倒的支持で選出されました。自民党の総裁は、即日本の総理大臣です。総裁選の手続きに問題はないと思いますが、民意なき民主主義という印象があります。安倍政権の政策を引き継ぐということが、多くの派閥の支持を集めたようですが、まだまだ自民党のご都合政治が継続されるということなんでしょう。菅氏の外交手腕や経済・福祉政策の本筋が見えませんが、まあ与党の多数で何となく進むんでしょうね。私はそろそろ新自由主義的な政治から転換する時期に来ていると思います。しかし、自助が基本ということでは、秋田の田舎出身のたたき上げというフレーズが、単なる教養のない「自己中」の政権運営にならなければと危惧しています。

●さて、野党の新立憲民主党がスタートしました。代表に枝野氏、幹事長に福山氏と、旧立憲体制ですから、大きな飛躍感は無いように思います。自民も、立憲も、民意なき民主主義政党です。さて、菅政権は早速解散総選挙という観測が流れています。これは面白い。何が面白いかというと、結果によっては与野党の代表のどちらかが、就任2カ月の短命の可能性があるということです。自民が勝てば、感は生き延びるが枝野はアウト。自民が議席を減らせば菅の首が・・・。どっちが将来の日本のためになるか。やっと“民意”が反映された「民主主義」が試される。日本人が試される。与野党の候補者(政治家)の力量が試される。コロナ禍の中の国家的お家騒動が勃発します。

●旧中山道、突然狭くなる本宿の狭あい道路が、いよいよ整備に向けて工事が始まるようです。昨日、宮脇書店に行く用事があり、工事の準備がされていました。長年にわたって地権者との合意が得られず、通行の人たちに不便をさせていましたが、やっと解消されるようです。この件は、4年前に、議会の建設経済常任委員会の保角委員長と日高副委員長が、ベテランの諏訪善一良議員の発案で、地権者を訪問しお願いをしたり、県土事務所へ要望し、その結果が実を結びました。もう少しの辛抱です

●議会は明日から一般質問です。17人の議員が通告しています。私は18日(金)の午前9時30分からです。通告した内容は、

件名1 市長から配布された「新庁舎等の公共工事等に係る報告書」について質す。要旨1 市長が議員の時に賛成した約438万円の損害賠償請求勧告に対する回答が、「市に損害があるとは解せない」となっているが事実誤認ではないのか。それとも市長は市民が納めた税金が不当に支払われた損害を不問(請求放棄)にしたのか伺います。3分以内で答弁してください。

件名2 久保区画整理事業の現実的な見直しについて質す。要旨1 見直しの起点は、事業費・財源(資金計画)の実態の把握と分析であるので、今後に向けて時価に比して適正(実態)になっているのか伺います。要旨2 市長は就任から1年半。選挙前に後援会チラシ{雑木蝶:討議資料}で見直しか先送りか。展望のない巨大公共事業(継続100億円事業久保区画整理事業。新規100億円事業西仲通り線)については現状どのようになっているか伺います。

精一杯質問します。よろしかったら傍聴してください。人数に制限があるようですので、お気を付けください。

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