●清水寺の貫主森清範さんが恒例の今年の漢字を揮毫しました。応募総数16万7613人のうち8679人が「税」であったことから、今年の漢字一文字は「税」になりました。森貫主は「国民の多くが税に厳しい目を持っているのではないか」と話されたそうです。
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北本市政も、昨年12月に行われた新駅の住民投票、事業費とともに新駅期成会への補助金1355万円に対する市民の怒り、3月議会での育児休業給付金の不公平、借金増加に対する不安感、そして今議会へ出された中学生600人の海外派遣の基金に厳しい意見をいただきました。この後述べますが、庁舎建設に伴う設計業務の随意契約も、税金が公平・公正に使われたのかの疑問は残ったままです。
●衆議院選挙も、街宣活動は今日が最終日。候補者は最後の訴えに奔走するでしょう。大事な国の未来を決める選挙。棄権しないで投票に行ってほしい。地元の国会議員が苦戦を伝えられています。がんばって欲しい。
●私の12月議会での一般質問が、録画配信されています。ぜひご覧ください。http://www.discussvision.net/kitamotosi/2.html
通告は2件。その内の1件「随意契約」については、3月議会から続いており、今回は百条委員会設置の請願とともに、重要な課題と思っています。
●録画配信の参考に解説します。新庁舎を建設する施工者を決める入札支援業務です。平成23年度約1年間、担当者が県の建設専門官と意見交換し、指導・助言の中で出した報告書。総合評価方式技術提案型にすることにした。しかし、平成24年5月以降に、技術提案の評価について民間の設計業者に委託することになった。当初予算にもない事業です。入札の重要事項を民間の設計業者に委託する。これで公平・公正な入札ができるのか。同時に、庁舎建設担当が、政策推進課から秘書課長兼任の庁舎建設推進室ができている。年度途中にであるから異例です。理由は、庁舎担当を課に昇格する。しかし入札が終わり、工事監理業務を1千万円増額して契約などの業務を終え、次年度はまたもとの政策推進課に庁舎担当が戻っています。この説明で、市民の皆さん納得できますか。
●設計意図伝達業務と工事監理業務が、平成24年度予算(6月補正)で約3800万円でしたが、9月に契約したら約1千万円高い、4800万円弱で契約しています。不足した予算は建設費からの流用であるが、なぜ、1千万円増額したか。9月議会で当初予算のときは、一体で積算したが、実際は2期に分かれている。そこで積算しなおしたら高くなったと答弁しました。その後設計士の方数人から助言を頂き調査しました。その結果、工事監理費は工事面積が基準になり、面積が小さいほど割高になるような計算方式だと聞きました。2期に分けると、工事面積が一体に比べ、一つ一つの面積が小さくなるので積算総額が上がるという説明でした。質問で使った資料を見てください。当初予算では面積基準が8500㎡で積算し、人件費の人数が439人です。総額38,476,200円です。2期に分けるとそれぞれが、1期は5917㎡、2期が3155㎡で人数が635人になります。
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●設計士の方は、発注者側が自ら発注費が高くなることをするだろうかと言っています。入札した結果、発注予定額が安すぎて落札できないというなら、積算し直すだろうが、一体で行うことに何の不自然はない。むしろあの庁舎の工事を2期に分けるという方が不思議といっていました。何より、業者の見積書。約5080万円に、なぜが値引き580万円として、市の予定額4855万円を下回る4725万円にしています。この庁舎はレベルの高い設計で建設しているという趣旨の発言をしていますが、だから「理由にならない理由?」を並べて、市民が納めた税金を高く払っていいとはいえない。ここからは、県に戻った職員、退職した部長、異動した課長や担当者。見積書出した業者等を議会に呼び、しっかりとした調査をするには、地方自治法第100条に基づく特別委員会の設置が必要です。反対する議員は、この随意契約の疑問を自ら調べたのか。疑問そのものを持っていないのか。誰を守るために反対するのか。ぜひ、問題を見極めるため、百条委員会に賛成して欲しいものです。月曜日の最終日、北本市議会の真価が問われるでしょう。委員会で否決した中学2年生の海外ホームスティ派遣の議案も、休みの間に気持ちが変わることもあるので、安心はできませんよ。