●日曜日の午後、市役所ホールで、保育所・保育園に通う子供の父母、自治会長を対象に、「公立保育所再編」の基本方針の説明会が行われました。市長はじめ担当部長などが出席し説明しました。会場にはたくさんの父母と自治会長が集まりました。関心の高さが見られました。特に「子育てと仕事の両立」が必要な父母にとっては、保育の問題は重要です。金曜日の全員協議会に説明された内容ですが、ひとまず公立の再編について深井保育所は存続しつつ検討、公立保育所の定員は保育量を見ながら調整、民間保育園の新設・増員は見送りということから、父母にとっては受け入れられるものと思います。
●保育の問題は、これまでの「児童福祉政策」の発想だけでなく、経済政策としての側面からも見る必要があると思います。今、保育の課題は待機児童問題であるが、これは大都市(とその周辺)に限ったことのようであります。日本は人口減少が現実視し、生産年齢の減少は経済(活動)成長にとって、将来的に大きな課題と言われています。まさに1億総活躍の中で、第一線での働き手としての女性の存在は抜きにできないと思います。人口問題と経済活動を支えるための女性の労働力確保にとって、保育の環境整備は必須の課題です。このように、保育環境の整備は、新しい経済基盤のインフラの一つであると思います。
●2017年には、保育士が6万人不足すると報じられています。同時に、現在の保育園の保育士の給料が手取りで14万円ぐらいで、とても魅力のある職業になっていないとも言われています。市は、当初の計画で、公立の定員を減らし、民間保育園を新設・増設させ190人定員を増やすことを示していました。民間保育園の保育士がこれほど不足すると言われる中で、確実に安定的に運営する保証があったのか。ここはひとまず公立か民間かという「モグラたたき」を止め、仕事と子育てが安心できる保育・教育の環境づくりに、じっくり取り組むことではなかろうか。そういう意味では、ベターな判断であったと思います。ここまで運動した保護者と、しっかりと受け止めた執行部に敬意を表します。
●昨日、今日と我がサンマンション北本では、居住者による『文化祭』が開催されました。素晴らしい作品が、たくさん展示されていました。お知り合いの方ばかりですので、一つ一つのコメントは差し控えますが、「見事」な作品ばかりでした。