四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

情けない私たち・・・

2014-07-30 22:28:07 | 日記

●佐世保市で発生した女子高生の同級生殺人事件。ワイドショーでは連日解説付きで報道しています。もう何年になるでしょうか。神戸で起きた「サカキバラ事件」を思い出しました。この頃だったと記憶していますが、高校生が通りすがりに主婦を殺害し「人を殺す経験をして見たかった」と供述したと報じられたが、今度もそのような報道があり、何が原因なのか…。注視しながら見て行きたいと思っています。なんともやりきれい事件です。

●今朝の毎日新聞朝刊のコラム欄水説(中村秀明)のタイトルが「情けない私たち」。きのう、どのくらいの人がウナギを食べただろう?からコラムがはじまります。主婦を対象にアンケート。「土用の丑の日にウナギを食べる」は42%が答えた。ニホンウナギが国際自然保護連合の「絶滅危惧種」となっても、食欲は揺るがない。ウナギの未来が危ないといわれたのは30年も前。専門家が警告を発しても、私たちは「もっと食べたい」という欲望をこらえきれない。

●さて、次に食い尽くされそうなのが、この国の財政ではないか。毎日新聞の社説で、「厳しい財政事情」との表現が「危機」へ一段進んだのは1992年6月。「170兆円以上にのぼる国債残高を抱えた財政危機……」とある。だが、時々の政権は予算をバラまき、いい顔したい誘惑をこらえきれず、「景気対策」「競争力強化」「国土強靭化」「成長戦略」などの理由を生み出し、稼ぎもないのに借金続けた。いま、国債残高は780兆円。地方も合わせると1000兆円とも…。

●ウナギの危機も、財政の危機も、人間の欲望と誘惑には歯が立たない。来年の選挙になると、またまた借金頼みの「バラ色のマニフェスト」が出るだろう。将来の世代の怒りが聞えてきそうだ。「食い気をがまんできずにウナギを食べ尽くし、浪費癖を抑えきれずに国(地方)の財政を食いつぶし、あの時代の人たちは一体何をしてきたんだろう」といわれるようだ。なんとも「情けない私たち」である。

●いま、pm10:00からのBS日テレ深層NEWS「問われる地方議員の質」を見ています。コメンテーターは、元三重県知事の北側氏、前横浜市長の中田氏の二人。号泣した兵庫県県議、セクハラ発言の都議、ドラックの神奈川県議と不祥事。それを受けての改革に。問題は議員の質というが、有権者の役割も含め、来年の統一地方選挙では「いい議員」を選んでいただきたい。そう願っています。

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