四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

また一人生涯学習の師が逝く…お茶大の森隆夫先生(合掌)

2014-07-11 21:58:54 | 日記

●朝刊の訃報欄に「森隆夫」さんが載っていました。森さんは、御茶ノ水女子大学の教授で、社会教育の論客の一人でした。教育行政学が専門で、生涯教育にも造詣が深く、わが師の一人故岡本包治先生と共に良く教えていただきました。社会教育や家庭教育の分野にも多くの論考を残しています。私の記憶違いでなければ、森先生がPTAの講演会で、「PTAは、“父母と教師の会”であって、母親と先生の会では駄目。父親と先生の会でも駄目。ましてや、教師が参加しないで親だけの会では“PA”で『パーの会』になります。」といったことがありました。今日の訃報記事を見ながらそんなことを思い出しました。ご冥福を祈ります。合掌。

●常識では考えられない話題が起きます。ここ1週間では、地方議員として看過できない出来事がありました。都議会での女性に対する人権意識のない発言。男性議員の女性議員に対する軽率というより、「不遜」なものでとても容認できるのではありません。何より自民党議員に多いことが、この国の保守系議員の人権意識というより、特権意識こそが問題視されるべきでしょう。もっとも、このグループが絶対多数になっているわけですから、国民・市民が選んだ政治体制、すなわち「国のかたち」になっています。幕引きの速さは、まさにムラ社会を象徴しています。

●兵庫県議の号泣記者会見もびっくりというより、うんざりでした。内容は、議会に身をおくものとしては恥ずかしい一言です。政務活動費の使途報告で、領収書のない旅費が300万円とか。詳細がわかりませんから拙速に申し上げられませんが、いくつか思い当たることについて申し上げます。190回もの出張は異常。「異常」です。定例会中に、政務活動で出張は緊急なもの意外は非常識。この議員、政務活動の前に議会活動が優先ではなかったのか。それに今日のニュースで、兵庫県議の中に郵便切手を大量に購入している事例がありました。政務活動費は、いろいろな地方議会で問題にされています。北本市の場合は、月額2万円。年間24万円です。私は二人会派で、48万円です。二人で話し合い、基本的に研修会参加。議会報告の機関紙発行。議会報告会の開催案内。行政視察は極力控えています。透明性と説明責任は免れません。号泣の兵庫県議、辞職の前に、徹底的に政務活動費について説明する必要があったのでは…ムラ社会脱皮の機会になればいい…

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