「佐藤可士和の新しいルールづくり」佐藤可士和・齋藤孝著より。
そもそもシズルとはどんなものかよく知らない人が多いだろう。聞き手の齋藤氏も聞いたことがなかったようだ。佐藤氏によれば、焼き肉を焼いている時に「ジュージュー」という音がするが、そのことだという説明だった。
かつて私も30年以上前に、会社の研修で聞いた言葉だったが、同じような説明を受けたことがあった。広告の世界では、“人の感覚を直接的に刺激する瑞々しい表現”をそう呼ぶとのことだった。
佐藤氏は例として、爽快感があるシチュエーションでビールを飲んで、シュワーッと泡がたつあの映像だという。実にわかりやすい。すると飲みたくなる。それがシズルカットだった。
私もこのシズル・カットという言葉はここで初めて目にした表現だが、面白い。これは最高の瞬間をビジュアライズすることだった。そこで人生のシズル・カットとは、自分が一番魅力的に見えるビジュアル・イメージのことのようだ。
齋藤氏は、自分なら「喫茶店で原稿を書く齋藤孝」かな、と答えていた。というのも、氏は喫茶店でしか仕事ができないというのがその理由だった。そこで「論語」を丸々一冊訳したというから驚きだ。
そんなシーンがすぐに思い浮かぶというのもすごいことだとも思える。もし、自分が「人生のシズル・カット」はどんな時かと言われても、なかなか思いつかない・・・な。
そもそもシズルとはどんなものかよく知らない人が多いだろう。聞き手の齋藤氏も聞いたことがなかったようだ。佐藤氏によれば、焼き肉を焼いている時に「ジュージュー」という音がするが、そのことだという説明だった。
かつて私も30年以上前に、会社の研修で聞いた言葉だったが、同じような説明を受けたことがあった。広告の世界では、“人の感覚を直接的に刺激する瑞々しい表現”をそう呼ぶとのことだった。
佐藤氏は例として、爽快感があるシチュエーションでビールを飲んで、シュワーッと泡がたつあの映像だという。実にわかりやすい。すると飲みたくなる。それがシズルカットだった。
私もこのシズル・カットという言葉はここで初めて目にした表現だが、面白い。これは最高の瞬間をビジュアライズすることだった。そこで人生のシズル・カットとは、自分が一番魅力的に見えるビジュアル・イメージのことのようだ。
齋藤氏は、自分なら「喫茶店で原稿を書く齋藤孝」かな、と答えていた。というのも、氏は喫茶店でしか仕事ができないというのがその理由だった。そこで「論語」を丸々一冊訳したというから驚きだ。
そんなシーンがすぐに思い浮かぶというのもすごいことだとも思える。もし、自分が「人生のシズル・カット」はどんな時かと言われても、なかなか思いつかない・・・な。