「芸術脳」茂木健一郎著より。
ここでは評論家の天野祐吉さんとの対談で、茂木さんが語っていたフレーズだった。このお二人はブログをやっているという。その自身のブログが茂木さんには、データベースとして利用できているという。
ブログの日記には会った人の名前をフルネームで書いておくと、後日その人の名前をグーグルで検索すると自分の日記が引っかかってくるという。パブリックではあると同時にプライベートメディアとしても使っていたのだ。
また一方、天野さんは新しモノ好きだから、70歳を過ぎてからブログを始めたという。毎日いろいろなことを思いつくので、それらを忘れないためにブログに書いていた。
お二人とも公に向けたメディアでありながら、「私」の目的も同時に存在していたということになる。ブログの場合は、書くというより会話するという感覚らしい。たしかにキーボードで書く場合はお気楽な感じもするな。
そうそう、データベースといえば、私も過去に読んだ本のことなど検索する場合に、ブログに残しておくと思いだしやすい。過去に読んだ本かどうか忘れてしまうことが多いが、検索すると確認できるので便利だ。