ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

完ぺきではないからこその魅力。

2010年09月27日 | Weblog
「相鉄瓦版」21010.9月号より。

(前日のつづき)
これもまた、服部(幸應)氏のエピソードからのものだった。ここでの内容のおおよそを書いてみると次のようになる。15年ほど前、友人からおいしいからと言われて開店間もないピザの専門店に赴いたことがあった。

本場イタリアの店主が作るピザはおいしかったので、それをテレビ番組で推薦することになったのだ。そして、ごく最近再び訪れ一口かじると食指が動かなくなってしまったという。

どういうことだろう。それは生地に高級な小麦粉が使われていたからだった。服部氏は今の完ぺきな料理より、開店当時の不完全な味わいにひかれていたのだった。

完ぺきな料理はおいしくいただけても、強烈な印象を残すことはないらしい。むしろ足りないものや欠けている部分がある料理の方が、心に引っかかるようだ。

ここまで書いてきたら、なんだか一般の社員、職員にもそんなことが共通していそうだと思った次第。新人の頃はとにかく懸命に、熱心に仕事に取り組む様子がうかがえる、目の輝きもあったりもする。好きな仕事に出会った時はなおさらそうだろう。

しかし数十年してベテラン社員になれば、仕事はある程度完ぺきにできるようになる。年齢や経験を重ねることで、要領は良くなってくるが、同時に失われる何かもあるのだろうな。最近はとくに体力、根気がなくなってしまった。困りもの。(話が大きくそれてしまった・・・)