ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

芸術とは、目に見えるものを複製することではない。

2010年09月19日 | Weblog
「ギフトE名言の世界」8月号より。

ここでのテーマは「表現」だった。このフレーズのあとには、「見えないものを見えるようにすることだ。」とあった。いくら本物らしく再現してもそれだけでは十分ではなかったのだ。

この名言を残したのは、パウル・クレー(1879-1940,スイスの画家)だった。とくにあとのフレーズがあることで、前の表現が生きてくるように感じた。

芸術のレベルにまで高めるには、ただモチーフを忠実に描くだけではなく、それを見た人に何らかの感動を与えなければならないということなのだろう。もちろん忠実に再現できることも当然ながら難しいことだが。

絵画だけでなく、演劇、映画、文学、音楽すべての芸術世界に言えることだ。たんにその場限りが楽しければいいというのでは芸術とはいえないのだろう。どれだけ心に残せるか。

表現することは誰にでもできても、そこに深みを感じたりやそこから感動を与えるのは容易ではない。そう考えると軽々しく芸術などと口に出せない・・・