ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

米倉涼子と松本清張を結びつけた「企画力」の勝利・・・

2010年03月10日 | Weblog
「齋藤孝の企画塾」齋藤孝著より。

実に具体的でおもしろい表現だと思った次第。この本を読んでいて、へたなビジネス本よりもかなり楽しめると思えるのはこんな表現がたくさん出てくることだった。この本は企画について述べられた本だが、今まで読んだものとはなんだか異なっていた。

上記フレーズについて、齋藤氏は「米倉涼子は松本清張の昭和の暗い裏社会を生きていく、したたかな女にぴったりハマっています」と述べていた。さらに具体的には「黒革の手帖」や「けものみち」で松本清張氏シリーズには彼女ほどあいそうな女優はいないだろうという。

確かに、それらの番組を見たがうまく演じていたものだった。当時テレビ放映されていた頃に売られていた、同じタイトルの文庫本の表紙には米倉涼子の写真が使われていた。どれも悪そうな雰囲気が漂っていたものだ。

これらは組合わせがうまくいった企画力の勝利だった。そして、一度成功すれば同じようなパターンを繰り返すことができる。シリーズができること自体、当たった企画ともいえそうだ。一般のロングセラー商品も同じことが言えそうだ。自分の中でも何かロングセラーを作りたいものだが・・・。