素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今日の毎日新聞日曜くらぶ・海原純子さんの「新・心のサプリ」は久々にヒット!

2013年05月12日 | 日記
 最近、もうひとつ心に響かなかった海原さんの「新・心のサプリ」、今日はドンと響いた。要約することができないのでそのまま載せることにする。



 私の経験に即して言えば、授業である。40人近くもいれば集中できなかったり寝たりする生徒が1,2人出てくることがある。海原さんの指摘通りとっても気になることは確かである。しかし、その対処において余りにも完璧主義にとらわれやっきになると授業そのものを壊してしまうことがある。ケースバイケース(これが一番難しい)なのだが、時には無視をしてきちっと授業を受けようと思っている99%の生徒の期待を裏切らない授業を展開することも必要である。

 「誰も切り捨てない」ということを杓子定規にあてはめて蛸壺状態になってしまうケースを多く見てきた。生活指導でもそうだがいつでも心がけていたことは70%の生徒に支持してもらえるように誠実に努めるということである。食事における「腹八分目」と同じである。満腹を求めると無理が生じる。

 家での掃除でもある。自分なりにきちんと掃除をしたつもりでも見逃した部分が必ずある。妻の目はそういう部分にいくのが常である。その逆もある。人それぞれ気になる部分が違うのである。1つ落ちているごみ、棚の上のほこり、天井の角の巣などである。ほんの少しの見逃した部分を指摘されると気分的には面白くない。「重箱の隅を楊枝でほじくるようなことばかりして」となり諍いに発展してしまう場合もある。

 冷静になれば「できていないことは事実で、わずかな手間でより美しくなるのだから」と考えれば済む話である。海原さんのいう心のベクトルを変えるということである。基本的には「ふ~ん、そう思うんだ」とひと呼吸おくということが大切ではないかと思うようになった。
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