10月も終わり。真夏日が5日あり、台風の接近が6回と天気の不安定さが際立っていた月であった。ダブル台風の後、ようやく平年並みの気温となり、紅葉の話題もちらほら出始め秋を感じるようになってきた。
天気が落ち着いたと思ったら、阪急阪神ホテルズの食材の「誤表示」問題の嵐が吹き荒れている。他のホテルやレストランにも飛び火し当分収まりそうもない。
「誤表示」と「偽装」の線引きにすごくこだわったことが印象的であった。だましてやろうという意志の有無を問題にしていたが、聞いていて見苦しいなと思った。
そして、「誤表示」が本当ならば、大きな疑問が残る。プロの料理人ならば自分が調理する食材にはこだわるのではないかということ。自分が作っているものがメニューでどうなっているかは知っているはずだ。そこで食材の違いに気付かなかったのか?ということである。
「食材の吟味もしないで料理が成り立つのかな?」という疑問だけがグルグルと頭の中を巡っていた。むしろ「偽装」のほうがスッキリする。食材が違うとわかりつつ、客にばれないように腕をふるった。となればさすがプロやなという思いにもなる。自分が悪いことをしているのだという自覚があるほうがましだということ。
「誤表示」というのは料理人の存在感を限りなくゼロにしてしまう、罪深いものだという気がする。
天気が落ち着いたと思ったら、阪急阪神ホテルズの食材の「誤表示」問題の嵐が吹き荒れている。他のホテルやレストランにも飛び火し当分収まりそうもない。
「誤表示」と「偽装」の線引きにすごくこだわったことが印象的であった。だましてやろうという意志の有無を問題にしていたが、聞いていて見苦しいなと思った。
そして、「誤表示」が本当ならば、大きな疑問が残る。プロの料理人ならば自分が調理する食材にはこだわるのではないかということ。自分が作っているものがメニューでどうなっているかは知っているはずだ。そこで食材の違いに気付かなかったのか?ということである。
「食材の吟味もしないで料理が成り立つのかな?」という疑問だけがグルグルと頭の中を巡っていた。むしろ「偽装」のほうがスッキリする。食材が違うとわかりつつ、客にばれないように腕をふるった。となればさすがプロやなという思いにもなる。自分が悪いことをしているのだという自覚があるほうがましだということ。
「誤表示」というのは料理人の存在感を限りなくゼロにしてしまう、罪深いものだという気がする。