素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

棚卸し

2023年02月28日 | 日記
 私が一番よく行っているスーパーは「万代」である。今日は全店舗が恒例の「棚卸し」のため休業である。他のスーパーで「棚卸し」のための休業は聞いたことがない。

 そもそも「棚卸し」とは?を調べてみた。「税理士コンシェルジュ」のホームページに分かりやすく解説されていた。

 棚卸しとは、決算期の末日の時点で残っている商品・製品・材料・仕掛品などの在庫の数量と品質を確認し、会計上の期末棚卸資産の金額を確定させる作業のことです。そもそも棚卸しとは、「棚から商品をおろして数を調査する」という言葉を由来としています。

 したがって、棚卸には「材料の数量を調査して、資産を評価する」という意味があります。それに加えて、品質を確認し、その価額を査定する作業も含まれています。また、棚卸しには、在庫を数えて資産を評価するだけでなく、「欠点を数え上げて言い立てる」というニュアンスもあります。

棚卸しの目的
では、棚卸しにはどのような目的があるのでしょうか?

目的①在庫数を確認し、正確な原価や利益を計算するため
棚卸しの目的のひとつは、在庫確認をすることです。在庫を数えることにより、その正確な数と、売上に対する原価を正しく計算することができます。企業は、どのような成果を出して利益を得たかを表示する必要があります。この利益を確定させるために必要なのが、棚卸しなのです。

企業の利益は、売上から原価を差引くことで算出できます。この原価とは、仕入れにかかった費用ではなく、売上た商品の仕入れ額のことです。つまり、「売上-売上原価=売上総利益」になるため、売れ残っている商品は仕入額には含まれません。したがって、どれだけの在庫があるかを正確に数えることは、正しい原価と利益を計算するために欠かすことができない重要な作業となっています。

目的②帳簿上の在庫と実在庫数の数を合わせるため
棚卸には、帳簿上の在庫と実在庫数の差異を確認する、という目的もあります。もし数量に相違がある場合は、帳簿を修正する必要があります。在庫の管理は、担当者が日々、ソフトウェアや手書きの管理表などを使って管理しているはずです。どんなに気を付けていても、人の手で作業をしている以上、記入漏れや入力ミスなどが生じます。そのため、棚卸しをすることで、在庫確認をしつつ、帳簿との差異を確認し、数を合わせることも目的としています。

目的③残っている在庫や品質を把握するため
棚卸しをすることで、どのような商品が残っているかを把握することもできます。例えば、仕入れたものが売れなかったり、使用しなかったりなどの理由で残っている「滞留在庫」や、人気がないなどの理由で残っている「不良在庫」などがあります。残った在庫が、その時点で売れるどうか品質や時期などを確認することも目的のひとつです。

在庫品を把握することで、今後の仕入れに活かすことができ、在庫を最小限にする環境を整えることにもつながります。

 知人夫婦が万代に勤めていたが、「棚卸し」は結構大変で気合を入れてやらないといけない。ということを言っていたことを思い出した。区切りをつける意味でも大切なことなのだろう。

 特に目的➂の「残っている在庫や品質を把握するため」は、我が家でも見習うべきことかな?と思う。冷蔵庫や食品棚、引き出しの中には賞味期限がかなり前に過ぎたようなものが多く入っている。怖さもあるが、一度「棚卸し」をやってみようかなと考えた。ここ2日ばkり暖かい日が続いた。気持ちも前向きになる。

 




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宮路オサム『一万八千五百日』

2023年02月27日 | 日記
 「余録」を書き写すBGMにと、久しぶりにBS日テレの19時♪こころの歌♪でフォレスタの歌声を聴いた。歌謡史をたどっているみたいで今日は昭和10年代の歌であった。この頃の曲は体にしみこんでいる。ついつい一緒に口ずさんだりペンを止めて画面を見たりと集中力に欠けてしまった。そのため
次の「歌謡プレミアム」まで書き写しは続いた。

 「歌謡プレミアム」は宮路オサムさんがメインゲスト。2021年8月23日に初回放送されたものの再放送である。初回放送は中ほどまで見てNHKのニュースに切り替えたと思う。宮路さんが人生の岐路で出会った思い出深い人たちとのエピソードを交えながら、カラオケの人気曲 「浮草の宿」
代表曲 「なみだの操」、デビュー曲「北の恋唄」、ライバルであり朋友でもあった宮史郎の「女のみち」などを唄った。1946年生まれというから私より5歳上、アクの強さに少し枯れが交じり「しぶといなあ」と感じ入った。

 そして最後の曲が♪一万八千五百日♪というタイトル。初耳だったので「これは何だ?」とBGMから外れた。高校(青春時代)を卒業してから芸能界に入り、今日までの年数を日数計算すると約18,500日になるという話。自分で作曲しているが、曲調は遠藤実の学園ものを思い起こさせる。前奏部分で「あれ?何となく高校3年生に似てる?」とつぶやいた。

 他愛もない曲だが、私も18歳で家を出て、名古屋で下宿して予備校に入りと大きな岐路となったので同じように日数計算をしてみた。1969年から2023年の54年間だが、その間にうるう年(366日)が13回あったので365×54+13=19,723となる。この数字をどう見るか?う~んである。

宮路オサム『一万八千五百日』
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「Lookin'Body」で測定

2023年02月26日 | 日記
 今日は予想以上に冬型の天気模様となった。カーテンを開けると青空で陽が射してきたので久しぶりに布団が干せると、朝食を済ませるとすぐに2階に上がった。布団を干すと何となく気分がさっぱりする。

 ところが小1時間もしないうちに怪しげな雲が増えてきた。枚方、八幡市方面を見るとこの冬何度も見てきた雪雲に覆われていた。あと1時間もすればこちらも同じようになることを今年は経験で学んだ。せっかく干した布団だが急いで取り込んだ。

 その後は、大阪マラソンの中継を楽しんだ。第1回の時に面白半分で誘われるままに応募して抽選に当たりフルマラソンを経験するきっかけとなった大会なので懐かしさとともに「びわ湖毎日マラソン」と統合されてグレードアップし、国内外の一流選手も走る大会に成長した嬉しさもあった。

 2時間6分台でゴールする日本人ランナーが3人もいる様子を見て、サブ10が大きな壁だった10年ほど前に比べレベルアップしたと感慨深いものがあった。

 思った通り昼前になると霰に近い粉雪が舞った。その中を自転車を走らせ3日ぶりにジムへと向かった。トレーニングルームへ入る「Lookin'Body」の測定器があり24日~27日の4日間無料で測定をするとのこと。前回は12月13日に測定しているので、年末年始をはさみコンディション維持が難しいこの時期がどうだったかを見るのにちょうど良いと測ってもらった。

 結果は、「この冬は無理のない形でコントロールして現状維持ができた」と自分では感じていたが、それを裏付ける値だった。
 

 春からの土台は何とか作ることができたとホッとした。

 
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ミモザに春を感じる

2023年02月25日 | 日記
 雨が上がると、西高東低の冬型の気圧配置となり、空気が冷たい。昨日は長居公園までのドライブが主となり体を動かす機会が少なかった。今日はジムが休館日。風は強いが昼前から日差しが戻ってきたのでウォーク&スロージョギングをすることにした。音楽やラジオを聴きながらできるようになり外歩きの楽しさが復活した。

 生協の品物を受け取るT本さんのお宅は大階段を下りたところにあるのだが、その2軒先の家にミモザの大きな木がある。先週、受け取りに行った時はあまり目立っていなかったが今日通りがかると黄色くもやっていた。春の到来を告げる花の一つなので嬉しくなる。
 

 来週に入ると気温がグッと上がるようなので小さなポンポンのような黄色い花がもっと開き鮮やかになるだろう。ミモザはラテン語でオジギソウの意で、本来はオジギソウの学名なのだが、イギリスでは南フランスから輸入されるフサアカシアの切り花をミモザと呼んだ。日本には明治初期に入って来たが、同じマメ科のギンヨウアカシアもミモザと呼ばれ、今ではこちらのほうが多いと聞いた。

 春を告げる花の中では、欧風の雰囲気を持つ感じで違う存在感がある。

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長居公園・大阪市立自然史博物館へ

2023年02月24日 | 日記
大阪市立自然史博物館で開催されている第53回特別展「大阪アンダーグラウンドRETURNS~掘ってわかった大地のひみつ~」の招待券を知人からいただいた。2月26日(日)が最終日なので今日行くことにした。あいにくの雨だが家にいても仕方がないし室内だから大して変わりはない。

 週末、月末の金曜日なので渋滞を覚悟していたが思っていたよりスムーズに走ることが出来た。中央環状線をやめ内環状線から長居公園通りに入ったのが良かったのかもしれない。26日(日)に開催される大阪マラソンに伴う交通規制の案内があちらこちらにされていた。1時間30分足らずで長居公園に到着した。雨は降っていたが風もなく強い降り方ではなかったので歩くのには支障がなかった。
  ついでに長居植物園の梅も見ていこうと思っていたが、雨の中無理はしないでおこうとなった。この展示は、令和3年度に実施したものの、新型コロナウイルス感染症の流行第4波の休館要請により、8日間のみの公開となった第51回特別展「大阪アンダーグラウンド-掘ってわかった大地のひみつ-」を再構成したものである。

 我々の生活を足下で支える地面の下には植物が根を張り、様々な種類の動物や昆虫たちの生活の場にもなっている。人間が使う建物の基礎を支えているのも地面、さらには地面の下に地下街や地下鉄のような建造物を作って利用している。地下水や鉱物、化石燃料など、生活を支える地下資源もまた、地面の下から手に入れてきた。人の過去の暮らしの痕跡である遺跡や、動物や植物などの化石もまた、地面の下から発見される。時には、地震や火山などの地質災害が起きるが、これもまた、地面の下の出来事である。

 しかし、地面の下のことは、意外に知らない。この特別展では、地面の下のことをどのように調べるのか、そして地面の下は、どのようになっているのか、地層の重なる様子が見られる地質試料「ボーリングコア」や、クジラや植物の化石、鉱物など、様々な標本が展示されていた。

 中でも、2つの展示が興味を引いた。1つは、プレートの沈み込みによって引き起こされる地震の起きる仕組みをわかりやすく解説するために工夫して作られた動く模型である。製作者の苦労話をテレビで見たことがあったので「ああ!これか!」とスイッチを入れ動かしてみた。
  地震の怖さについては繰り返し見聞してきたが、イラン・トルコの大惨状が伝えられている今、改めて地球の持つダイナミックな動きについて考えさせられた。

 もう1つは、大阪平野から掘り出されたクジラの化石。良く知られているように縄文時代の大阪平野には海が入り込んでいたためだが、つい先だってマッコウクジラが大阪湾に入り込み話題になったこともあり、大阪平野の地下から見つかった大小さまざまなクジラの骨の展示を見ながら感慨深いものがあった。
 

帰りの車の中で、家に帰ったら中沢新一さんの「大阪アースダイバー」(講談社)をもう一度じっくり読み返してみようかなと思った。
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