素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

毎年よ 彼岸の入に 寒いのは (正岡子規)

2021年03月17日 | 日記
 春分の日(3月20日)を中日に前後3日を含めた7日間が春の彼岸である。今日が彼岸の入。日中は17℃前後と過ごしやすいが朝夕は6℃前後と冷える。それでも子規さんの頃に比べれば温暖化の影響でずい分暖かくなっているのだろう。

 各地のサクラの開花が聞かれる。東京は昨年と同じだが他は観測史上最も早い開花だと報じていた。傍示川の桜並木で一番開花の早い木が決まっている。勝手に星田山手の標準木と決めている。明日あたり開花状況を確認に行ってこようかな。

 今日の『余録』は黄砂に関する話。ここ何日か市内の方が霞んでいるなと思っていたが黄砂のせいなんだと納得。北京ではここ10年で最大の黄砂らしい。初めて知ったのだが俳句の世界では「つちふる」という季語があり、漢字では『霾』と書く。近視、老眼、乱視の入り混ざった目には新聞の活字でこの字の正確な形は判別しずらい。辞書で確かめるというひと手間がかかる。『余録』を書き写すペースが落ちる。しかも、全部で6回も出てくるので書き写しが終わった時にはバッチリ覚えた。これに限らず画数の多い漢字が多く使われている時は大変である。

 「真円き夕日霾なかに落つ」(中村汀女)黄濁した西空に落ちていく真円の夕日は確かに美しいが毎日では困る。

 「暑さ 寒さも 彼岸まで」とはよく言ったものだ。

 
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1 コメント

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Unknown (春木です)
2021-03-18 22:52:22
先生がお元気でご家族がつつがなくお暮らしなのが何よりです、私はなかなか、色々ありましたがガッツでやってます、何故か今日は先生を思い出して感謝してます
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