素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

7月も終わり

2021年07月31日 | 日記
 昨日のドライブ紀行のフォトグラフ、わかりやすいようにと写真に字を入れることにチャレンジした。入れることはできたが字の大きさが小さくて判読できない。赤い傷がポチポチついているだけである。次回は改善しよう。

 オリンピックとコロナの感染急拡大という真逆のニュースを聞きながら迎えた月末、明るい展望の持てない8月となった。ほぼ8月いっぱい大阪府は緊急事態宣言の中での生活となる。今回は、吉村知事にとっては不本意な形での緊急事態宣言ということが画面からにじみ出ている。

 思っていた以上に早く感染急拡大となった。デルタ株恐るべしである。ワクチン接種は大切であるが、万能ではないということを伝えることが大切だと思うが、ワクチン接種さえすれば良いという伝わり方になってしまっている気がする。

 オリンピックも陸上競技が始まったが単純でわかりやすいので好きだ。報道もコロナを配慮して抑え気味なのでありがたい。
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おふさ観音と藤原宮跡

2021年07月30日 | 日記
 新聞に「おふさ観音」の風鈴まつりが紹介されていたので気分転換に行ってみることにした。国道163号から国道24号に入り奈良市内を抜け、バイパスを使わずそのまま田原本町の中心を通る昔からの24号を走った。ほとんど使ったことのないルートだったので新鮮だった。
 西名阪国道をくぐり田原本町に入ると《道の駅 レスティ唐古・鍵》の案内板があったのでトイレ休憩のため立ち寄ることにした。出来て間がない感じでおしゃれな外観だった。中では田原本町の新鮮な野菜、果物、花をはじめ地元や県下の特産品を多数販売していた。道をはさんで唐古・鍵遺跡史跡公園があったので散策した。弥生時代前期(紀元前6世紀)から後期(紀元3世紀)までの約700年間栄えた環濠集落跡である。遺跡面積は甲子園球場10個分で、近畿地方最大級の集落だった。大型建物の柱と楼閣が復元されていた。
 そこからおふさ観音までは7km足らず。第二駐車場に停めて約200m歩いた。境内には2,500を超える風鈴が吊り下げられ、それらが夏風に揺られて、涼やかな音色を一斉に奏でていた。しばし暑さを忘れる。副住職が飼育している約50種類のメダカを観察できる「めだかの学校」もあった。
風鈴まつりは8月31日まで。
 藤原宮跡はおふさ観音から500mほど。ハスが見事と書いてあったが、ハスを見るなら朝早くでないといけない。午後では花がしぼんでしまっていた。代わりにキバナコスモスを堪能した。
 今、持統天皇が注目されている。藤原宮ももっと注目される時が来るだろう。大和三山の畝傍山、耳成山、天香久山を遠望して帰路に着いた。

おふさ観音と藤原宮跡
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なぜ「土用」が?

2021年07月29日 | 日記
 「土用」の由来はわかったが、昔の人にとって暦になぜこのような期間が必要だったのか?という疑問が残った。今日から3日間、ジムは休館。午後、時間のゆとりができたのでもう少し調べてみることにした。

 1年で大きな節目は「夏至」「冬至」「春分」「秋分」です。そして、「冬至」と「春分」の間に「立春」、「春分」と「夏至」の間に「立夏」、「夏至」と「秋分」の間に「立秋」、「秋分」と「冬至」の間に「立冬」がある。一般に四季といわれるのは立春~立夏:春・立夏~立秋:夏・立秋~立冬:秋・立冬~立春:冬である。
 立夏・立秋・立冬・立春の季節の分かれ目の前の準備期間として18日間の「土用」を組み入れたのではないか。そろそろ季節の変わり目です。「次の季節の準備」と「身体の養生」を心がけようということか。

 ちなみに、「木」「火」「土」「金」「水」という五行説が持つ5つの要素に1年を表す四季を当てはめると「春=木」「夏=火」「秋=金」「冬=水」となった。そこでそれぞれの分かれ目に残りの「土」を当てはめたとあった。そして、土用とは「土旺用事」という言葉が省略された名称で、 中国では用事とは権力を握るという意味がある。 「土旺用事とは土(地)の神が権力を握るという意味。

 そこで、「土用」に控えた方がいいことが次の4つだと言っている人もいる。
  ●土をいじる   ●引越や家の建て替え ●刺激物や化学調味料の摂取  ●働き続ける(身体を労らない)

 そこには昔の人の知恵があったように思えた。少し意識して生活してみようかな。
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土用の丑の日

2021年07月28日 | 日記
 今日は土用の丑の日、新聞にはスーパーのチラシがどっと入っていて、ウナギ商品のオンパレードである。しかしながら「土用」とは何か?ということはあまり深く考えずに使ってきた。そこで色々と調べてみた結果をまとめると次のようになる。

 土用とは、古代中国で生まれた自然哲学である「五行思想」を元にしている。五行思想とは、万物は、木行・火行・土行・金行・水行の5種類の元素からなるという考え方で、5元素は互いに影響をし、その相互作用によって天地万物が変化し循環する、という考えにつながる。それは後に「陰陽五行説」として発展し、さらには風水や四柱推命につながり現代の生活にも根を張っている。
 1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである 。俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く 、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣がある。各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分である。


 今年の「夏の土用」の期間は7/19~8/6。そして今日が「丑」の日。なぜウナギを食べるようになったかは諸説ある。
・昔から夏の土用には「う」のつく食べもの、例えば瓜や梅などを食べる習慣があり、うなぎが食べられるようになったという説
・江戸中期の学者、平賀源内の発案に由来するという説。夏場、客足の落ちるうなぎ屋の張り紙に「本日、土用丑の日」と記したら、お客さんが殺到したという。

 各スーパーのチラシを比べながら見ていると商魂たくましい!と思う。
「関西スーパー」のチラシには「のつくものを食べて暑さをのりきろう!」というコーナーがあった。
 他店との違いを打ち出そうとする努力は買いたい。でも少し笑ってしまった。朝のひと時、チラシをもとに遊ばせてもらった。
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今日の《火論 ka-ron》は面白かった

2021年07月27日 | 日記
 大治朋子専門記者による《火論 ka-ron》は
  長すぎる―。
  東京オリンピックの開会式でスピーチした五輪組織委員会の橋本会長と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長。新型コロナウイルスと闘いながらも開催にこだわったのは正解だった、と延々と繰り返すような演説にうんざりした。

という書き出し。「その通り!」と相槌を打つ。
 そして、行動経済学の研究による、人間の「現状維持」に走りがちな心理を指摘する。人は現状を変更することで生じる損失や後悔をやたらと大きく見積もりがちだという。私自身も自分の行動や判断を振り返ると思い当たることが多くある。この「損失回避のために現状の変更を最小限にとどめようとする保守的な傾向」は「重力のような存在」だと述べている学者もいる。
 この重力にあらがい適切な判断をするにはさまざまな意見、経験を持つ人が意思決定にかかわる必要がある。と指摘する。私がかかわった学校という現場もこの「重力」が強い傾向にあると思う。それらを打破して活き活きとした実践をするには多様な人がさまざまな視点から現状を見て自由に意見交流をしていくことが大切だと学んだ。
 今の政治の世界は、この「多様性」を尊重することが欠落しているのではと思った次第。
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