素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

休憩村紀州加太に一泊旅行

2014年03月31日 | 日記
紀伊半島へのドライブ旅行は何度もしたが和歌山市内周辺はいつも素通りであった。中途半端に近すぎるのかもしれない。どこか近場に一泊旅行しようと考えた時に休憩村紀州加太に泊まって、和歌山城、紀三井寺を巡ってこようということが自然に湧いてきた。
発達した低気圧も東北に通り抜けて絶好の春日和となった。桜も満開が期待できる。
阪和道路を使うと早く着き過ぎるので外環で河内長野まで行き紀見峠越えで橋本市に出て国道24号線で和歌山市を目指した。最初の寄り道は粉河寺。西国観音霊場第三番札所の古刹、広い境内に桜が満開だった。
粉河は桃の産地で有名なだけあって、粉河寺から再び紀の川沿いに24号を走ると道の両側に次々と桃畑があらわれる。今まさに満開。桜よりも艶やかなピンクが目を楽しませてくれた。打田駅の手前で左折して桃源郷の桃畑に立ち寄る。桃の花を満喫した。

桃源郷を後にして24号線に戻り、和歌山城を目指した。市内に入ると車の数が増え渋滞気味。あと3kmというところで店の駐車場に車を置いて歩くことにした。市内の渋滞ぶりは想定外。30分余り歩いて城に着いた。いい運動にもなった。和歌山城も桜は満開。屋台も多く出ていて花見客でいっぱいだった。どっしりとした風格のあるお城だった。動物園もあり市民の憩いの場という感じがした。

歩いたおかげでメイン道路の込み具合が把握できたので、渋滞を回避して市内を抜けることができた。淡島道路に入り20分余り走ると海べりに出て景色は一変する。休憩村紀州加太は紀淡海峡が一望できる高台にある。17時50分頃に着いたのでちょうど夕日を楽しめた。適当な計画で来たが、買い物、古刹、城、桜と桃の花に夕日と飽きない一日となった。
明日は淡島神社から新和歌浦にまわり紀三井寺と黒潮市場の予定。
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朝ドラ♪ごちそうさん♪大団円を迎える

2014年03月30日 | 日記
 昨日、朝ドラ「ごちそうさん」が最終回となった。スタートは食べものの話に終始するのかと興味がなかった。食べものテーマでは「てっぱん」が味わい深かったこともありもう一つ物足りなさを感じた。一生懸命見出したのは関東大震災あたりからである。社会的な事象が巧みに絡んできてドラマに厚みが出てきた。特に、太平洋戦争前から、戦中にかけては市民側から丁寧につくられていた。戦後の2年間で最終回に持っていくあたりが今までにない新鮮さがあった。粋な終わり方だったと思う。

 3月27日の148回、蔵座敷でのめ以子とモリスのやりとりは心に残った。共に料理好きの子供を南方海上と真珠湾で亡くした二人、それぞれの国を憎む複雑な思いがモリスの言葉に込められていた。「憎まずにいるのは苦しい。 でも憎んでもやはり苦しい。憎まずにいたいがそれもできない。」しかし、美味しいものを食べる時の顔は日本人もアメリカ人も同じ。モリスは言う「ココカラスキニナレル」と、そして「忘れてはいけないんやね。 命を懸けて争うほどの違いは 何もないんやって」とめ以子はつぶやく。

 このシーンを見ていて、「原爆の図」を共作した丸木位里、俊夫妻の書かれた話を思い出した。原爆の絵を描き続け「ノーモアヒロシマ」を強く訴えるために渡米した時に、アメリカ人の老夫婦から「リメンバーパールハーバー」と言われ、はたと夫妻は加害と被害は背中合わせだと気づき、国民同士がお互いに憎み合っているだけではだめで、そういうことをもたらした「戦争」こそが憎むべきもの、二度と起こしてはならぬこと。というレベルで連帯していかなければならない。というような主旨だったと思う。

 歴史認識をめぐる日中、日韓のやりとりの現状は「これでいいのか!?」と思ってしまう。今、朴裕河(パクユハ)さんの書かれた『和解のために』(平凡社ライブラリー)を読んでいる。教科書・慰安婦・靖国・独島(竹島)について「なぜ」を追求している。なぜ起こったのか、なぜお互いが事実を自分たちの都合のいいように加工するのか、なぜ対立し続けようとするのかを双方の言い分を虚心坦懐に聞きながら、「和解」への道を模索している。朴さんはあらゆる人間が、被害者の側面と加害者」の側面を持ち、その関係が複雑に入り組んでることを重視している。その姿勢が貫かれているので考えながら読み進むことができる。今日の朝刊の「時代の風」で元総務相の増田寛也さんが国際紛争の解決手段ということで、20世紀初頭に起きたフィンランドとスウェーデンの紛争の裁定に中核的な働きをした国際連盟事務次長だった新渡戸稲造の『賢明な寛容』こそが必要なのではと提唱していた。この『賢明な寛容』という言葉、まだ読んでいる途中なのではっきりとは言えないが、朴さんが考える「和解への道」のキーワードじゃないかと思う。

 考える余地をうまく残してくれているドラマなので、脳がすごく刺激される。明日の朝、ちょっと寂しいかも。
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久々に寝屋川公園往復の新・10kmコースを歩く

2014年03月29日 | 日記
 今夜から明日にかけては雨の予報。それも荒れた天気のようだ。ジムの方も2連休。昨日、60分間で7㎞をマシーンで歩いたので久々に寝屋川公園の4㎞コースを回ってもどってくる「新・10㎞コース」を歩いてみることにした。去年の8月20日に1時間15分36秒で走って以来となる。その1週間後に膝を痛めてリハビリ生活に入ったわけで7か月余りのブランクできた。まだ走るというところまで筋力が回復していないのでとりあえず完歩が目標。

 2011年の6月から第1回大阪マラソンに向けて寝屋川公園のウォーキングコースをメインにして外での練習をしていたが、当時は走っている人は私ぐらいであったが、今は多くのジョガーでにぎやかになった。家から寝屋川公園までの間にある勝手に命名した「こぶし街道」、3月中旬に通った時は葉も花もなく新芽だけだったのに今日は花真っ盛り。これには驚いた。
  寝屋川公園も春色一色であった。陸上競技場では少年サッカーチームの大会をしていたし、ソフトボールグランド、テニスコート、野球場からもジュニア世代の元気な声が聞こえてきた。公園内に桜の木も多くあるが七分咲きになっていて、花見ならいつでもどうぞであった。
   おなじみのコースであるが7ヶ月余りご無沙汰しているととても新鮮な気分で歩くことができた。足元にはムスカリやツクシ、走っていたら目に留めないであろう。
  さすがにラストの上り坂はきつかった。ここを走っていたのかと思うと不思議な感じがした。所要時間は2時間2分25秒。およそ時速5㎞のペース。「こんなもんだろう」と納得。4月からは少しづつタイムを縮めるという楽しみができた。 
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桜の開花一気に進む

2014年03月28日 | 日記
 気象庁のソメイヨシノの開花を定める標本木による各地の開花宣言が連日報道されるようになってきた。私も標本木を持っている。とはいっても自分の家にではなく、斜め裏のYさん宅の大きな桜の木である。道路まで枝を広げ日当たり抜群なので毎年、先陣を切って花を咲かせる。志摩の実家に行く前の日に一、二輪花が開き始め「あと数個開けば開花宣言ですね」とYさんと話を交わしたばかりであったが、今朝ごみを出しに行くついでに見ると「およよよよ!いつのまに?!」という感じで開花宣言どころか満開近しとなっていた。ここ3日の暖かさで一気に開花が進んだ模様。
 日の光の弱くなる夕方まで待って写真におさめる。そのついでに近所をぐるりとまわって、負けじと咲き誇っているレンギョウやモクレン、ミモザなども撮る。
   
 3月26日~3月30日は七十二候の十一候「桜始開(さくらはじめてひらく)」である。ジムの更衣室で「自然は正直でんな、あっという間に花盛りや」というお年寄りの言葉があったが、本当にそのとおりである。心なしか浮き浮きした気分が漂っていた。
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的矢カキ食べ納め

2014年03月27日 | 日記
 昨日の雨がウソみたいに、朝からポカポカ陽気。実家の花壇も1月に植えたビオラが元気に育ち、倍ほどのボリュームになり、チューリップの花も咲き春爛漫という感じになってきた。と同時にさらにたくましい生命力を持つ雑草も新芽を至る所に出し始めている。雨上がりの今日は絶好の草取り日和、朝からせっせと抜き始める。面白いぐらい根こそぎ取れていく。単純だがこの作業は好きである。先日のチョイスの「ながら運動」を思い出しストレッチや筋力運動を入れながらの草抜きとなる。

 予定していたエリアをきれいにした後は両親と父の歩行を補助する手押しバギーを買うため鵜方に出かけた。先月は室内用の杖を買った。少しでも歩くことで筋力の低下をできるだけ防ぐことが大切だと思っている。手摺りの数もずい分増えた。帰りにパールロードに入り的矢の「藤矢」という的矢カキを食べさせてくれる店で昼にすることにした。以前は「いかだ荘山上」のカキのコース料理を楽しんでいたが、量が多いので食べきれなくなったということで最近は手軽な「藤矢」に行くようになったらしい。私は行ったことがなかったので「的矢カキの食べ納め」をしてこようとなった。的矢カキのシーズンは10月から3月まで、31日で終了となる。
 12時30分過ぎに着いたので、ランチのお客さんが引き上げた後で静かにゆっくり味わうことができた。的矢ガキは生ガキが一番。その後はカキフライ定食。
  『満足』の一語につきる。午後は残っていた雑用を片付け18時30分過ぎに実家を後にして帰路につく。 
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