素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

岩永義信ギターサロンコンサートへ

2013年05月11日 | 日記
 京田辺市の澤井家住宅であった「岩永義信ギターサロンコンサート」のチケットをいただいたので行ってきた。雨の日曜日だったのでちょうど良かった。澤井家住宅は初めて聞く名前であった。京田辺市のホームページによると

 戦国時代に近江の国佐々木六角氏の13代当主佐々木義賢の家臣であったが、主君佐々木氏が織田信長に敗れたあと、この大住の地に帰農し、享保17年(1732年)から曇華院所領地の代官を務めた家柄である。 入母屋造(いりもやづくり)で茅葺(かやぶき)をL字型に組み合わせた屋根で、一般の農家とは異なる役宅風の住宅である。重要文化財。 平成19(2007)年解体修理完成。平成16年の台風23号で、倒木被害に遭った天橋立の松材を、大梁など各所に19本使用している。澤井家を普請した大工棟梁が、八幡市の“流れ橋”の近くに享保19(1734)年に「伊佐家」の屋敷を普請している。 となっていた。

    JR学研都市線大住駅から徒歩8分、木津八幡線を新田辺から八幡方面に車で8分ほど走った岡村というバス停の前にある。外から見るより中に入ると広く、柱や梁木の太さが400年近い歴史を物語っている。

 コンサートは土間の空間を使って行われた。響きがよくてコンサートスペースとして活用されている。
  かまどなどがあり、落ち着いた雰囲気のある小空間で気に入った。
    岩永さんの演奏は10弦ギターを使い、6弦よりも厚みのあるものであった。繊細な指使いから繰り出される音は時にやさしく、また烈しくと音の世界へひきこまれていった。ギターの音色には奥底に「哀愁」があるとあらためて感じた。

 国内外を通じて、幅広く活動されていて高い評価を受けているが、CDを1枚も出していないため広く知られていないとのこと。ホームページで視聴できるので(クリック→)クラッシックギタリスト岩永義信さんの魅力の一端にふれてほしい。その中のインタビューコーナーも一読の価値がある。

 休憩時には飲み物(お茶、紅茶、コーヒー)とケーキが振舞われ、サロンコンサートにふさわしいアットホームな空気の中での午後のひと時贅沢な時間を過ごすことができた。
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