昨日、がんを生活習慣病と決めつけることで生じる危惧について書いた。今まで健康診断の結果をふまえ医師から指導を受けた時、モヤモヤ感がずっとあったのだが、それをうまく言葉にできなかった。できないかもしれないが一度書いてみようと背中を押してくれたのが「口の立つやつが勝つってことでいいのか」(頭木弘樹・青土社)というちょっと刺激的なタイトルの本と巡りあったからだ。
巡り会うきっかけは、5月25日(土)の書評欄で「話題の本」というコーナーでの小説家早見和真氏の紹介。
『・・・また本書を貫く大きなテーマは「ためらう」だ。
この「ためらい」がとても心地よい。猫も杓子も自分こそが正義で、絶対に正しいと信じていて(と決めつけるつもりはないけど)、これ
だけ息苦しい世の中において(と決めつけるつもりはないけど)、この「ためらう」はとて有効だと何度も思った。
著者は「すべてを疑え!」と声高に叫んでいるわけではない。ただ、何事も決めつけることをせず、たとえ一瞬だとしても立ち止まり、
想像してほしいと願っている。そう、それはまさに願いだ。それだけで「ずいぶんちがう」と信じている。・・・・」
前回買った3冊がほぼ読み終わったので、2週間余り温めていた3冊を購入した。その中の1冊である。
予想以上に面白く、視野が広がった。自分にもあるなあと見つめ直すきっかけにもなった。今までにない不思議な魅力を持った本だ。
巡り会うきっかけは、5月25日(土)の書評欄で「話題の本」というコーナーでの小説家早見和真氏の紹介。
『・・・また本書を貫く大きなテーマは「ためらう」だ。
この「ためらい」がとても心地よい。猫も杓子も自分こそが正義で、絶対に正しいと信じていて(と決めつけるつもりはないけど)、これ
だけ息苦しい世の中において(と決めつけるつもりはないけど)、この「ためらう」はとて有効だと何度も思った。
著者は「すべてを疑え!」と声高に叫んでいるわけではない。ただ、何事も決めつけることをせず、たとえ一瞬だとしても立ち止まり、
想像してほしいと願っている。そう、それはまさに願いだ。それだけで「ずいぶんちがう」と信じている。・・・・」
前回買った3冊がほぼ読み終わったので、2週間余り温めていた3冊を購入した。その中の1冊である。
予想以上に面白く、視野が広がった。自分にもあるなあと見つめ直すきっかけにもなった。今までにない不思議な魅力を持った本だ。