素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

花散歩⑱ クチナシ・ネジバナ・ネムノキ

2021年06月30日 | 日記
 3日続けて「午前中は晴れ間も見られますが、午後になると大気が不安定になり ところどころで激しい雨があります。くれぐれもお気を付けください」という予報士の言葉。この「ところどころ」が曲者である。確かにレーダーを見ると雨雲が散らばっていて、いつ・どこに降るのかを伝えることは不可能である。降りそうで降らない。降らなそうで降る。という具合にはっきりしない天気に振り回された3日間であった。
 ランニングの目標をクリアしたので今日は、ゆっくり過ごすことにした。蒸し暑さも半端でないので体力温存だ。
 
 傍示川に沿った星田山手から南星台への道は、大きな木が両側にあるので一日中陽があたらないのでひんやりと感じる。今日のような日に歩くのには絶好のコースである。

 南星台4丁目のバス停付近に八重咲きのクチナシが咲いていた。♪いまでは ゆびわも まわるほど~♪と口ずさむ


 足元に目を移すと、ネジバナが咲いていた。小さい頃から、田んぼのあぜ道などでお馴染みだったが不思議な花やと思っていた。
  

 散歩から帰ってジムのカレンダーを7月にすると、明日が休館日になっていた。26日(土)が休館日だったのでしばらくはないだろうと思い込んでいた。今日は休息して、明日から去年の7月の自分との競争に入ろと思っていただけに予定が狂ってしまった。仕方ないので午後、軽く筋トレだけはやっておこうとジムへ行くことにした。

 そのついでに、久保池に倒れ落ちそうになっているネムノキの花も撮っておくことにした。久保池の周りには3本大きなネムノキがあり、花の見頃を迎えていた。1本だけが4年ほど前の台風の時に根元の地盤が崩れ横倒しになってしまった。池には落ちず水平のまま毎年花をつけている。まことにたくましい。
 

 ネムノキという名前は、夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることに由来する。15時過ぎ「ところどころ」の雨が降ってきた。もともと行く気のなかったジム、早々に切り上げて帰ったので大丈夫だった。
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1日を残してようやく目標達成

2021年06月29日 | 日記
 昨年6月の212kmを今日ようやく追い越し213kmとなり目標をクリアできた。かなり厳しい6月であったが、中旬を過ぎたあたりから足の状態が良くなって来て、疲れを翌日に持ち越さなくなって安定して距離を刻むことができた。長い距離はまだ無理だがこの調子で継続していけば改善していくのではないかと思う。

 「余録」の書き写しの方は、読書に時間を取られたため昨年の分が2日ほど遅れている。7月からは今年一本になるので、ひと踏ん張りして6月分を持ち越さずに気持ちよく終わりたい。

 1月~6月のダブル書き、自己満足の極みやなと始めたが思った以上に面白く感じた。
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念力主義

2021年06月28日 | 日記
 「思えば叶う」とばかりに具体的な行動をしない人を、私は『念力主義者』と呼んできた。脳が発達し、言葉が操れる人間の持つ宿命かもしれない。自戒をこめて「念力主義者にはならないように」と呼びかけてきた。

 「楽しいクラス」「差別のないクラス」「協力し合うクラス」などはよく学級目標として掲げられる。しかし、どんな立派な目標、スローガンを掲げてもそれだけでは実現しない。日々の生活の中で自分の言動を検証しながら、様々な場面で行動を積み重ねていくことを忘れてはいけない。

 レストランでメニューを見て「カレーライス」と注文すれば、後は黙って座っていても目の前にカレーライスは登場する。念力主義者の例えとしてよく使ってきた話である。カレーライスができるまでには、食材を買い求め、加工して調理するという行動が必要なのである。学級でも「楽しいクラス」と注文して黙って座わったままではいつまでたっても「楽しいクラス」は目の前に登場しない。

 この言葉が久々に頭に浮かんだのは、菅首相が羽田空港を視察したというニュースの最後にインタビューに答えて「今後、選手の入国が本格化してくる。関係者にさらに徹底して対策を行うように指示した」と話しているのを見た時である。指示したことで自分は責任を果たしたみたいな印象を受けたのである。《言うは易し行うは難し》である。

 「今後、選手の入国が本格化してくる。関係者にさらに徹底して現場での問題点を聞き、政府としてできる限りの改善策を講じるので頑張ってほしい」というコメントが欲しかった。

 それは、昨日の新聞にあった獨協医科大准教授の荻野雅宏さん(59)の思いを読んだことも関係している。荻野さんは脳神経外科医として大学病院で診療する傍ら、スポーツでの脳しんとうを研究する。アメリカンフットボール、自転車などの競技でスポーツドクターも務め、自身も大学時代はアメフトの選手だったこともあり、スポーツへの思い入れは強い。東京オリンピック、パラリンピックの選手を救護する医療班の一員として大会に参加する予定だそうだ。

 そして、今春、五輪・パラ会場の国立競技場で開かれたパラ陸上のテスト大会に参加。医務室の位置や医療スタッフの動線が合理性に欠け、有識者の提言を受け入れない「国の科学へのリテラシーの低さとリスペクトの無さ」を実感した。という。

 クルーズ船から始まった2年余り、2020年7月24日に発行された《コロナ黙示録》(海堂尊著・宝島社)で描かれた、現場丸投げの姿勢に大きな変化がなかったような思いがする。《続・コロナ黙示録》を期待している。
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久しぶりの「サザエさん」

2021年06月27日 | 日記
 4歳の孫が遊びに来た。日曜日の18時からは普段だと「真相報道バンキシャ!」を見ながらの夕食となるのだが、孫優先の今日は「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」となった。子ども達が小さい時はよく見ていたが、下の娘が小学校を卒業した頃からご無沙汰している。およそ25年ぶりにきちっと見たことになる。そこだけが時が止まっていたみたいな懐かしさを覚えた。

 波平さんが会社から帰ってくるシーンで娘が突然「波平さんてまだ仕事してたんや!てことはお父さんより若いわけ!?」と声を上げた。「そういうことやな」ということから年齢設定の話になった。「だいたいサザエさんの子どもはタラちゃんやから今の君より若いはずやで、昔は早婚やったんやから」と言うと「ええ!」とショックを受けたみたいだ。サザエさんは自分よりずっと年上だと思っていたみたいだ。アニメの中の人物は歳をとらないから年々年を重ねていく現実の人間とでギャップを生じるのは致し方ない。

 そして、いきなりスマホで検索を始めた。その結果を発表してくれた。
波平さんは明治28(1895)年生まれで54歳。フネさんは明治34(1901)年生まれで48歳。サザエさんは大正11(1922)年生まれで27歳。
カツオは昭和13(1938)年生まれの11歳。ワカメは昭和17(1942)年生まれで7歳。
 ここで「姉妹で20歳離れている!信じられへん!」とつぶやいた。戦前の日本だったら珍しくはなかった。私の父は長男で一番下の弟とは22歳離れている。私と叔父は7歳しか離れていないから感覚的には兄弟である。子供の数が多ければ年下の叔父叔母を持つこともあった。少子化時代の娘にはピンとこない話だろうが。
 マスオさんは大正6(1917)年 生まれの32歳。タラちゃんは昭和22(1947)年生まれの2歳。

 サザエさんの掲載が始まったのが昭和21年だからほぼ75年。同じように歳を重ねたと考えるとサザエさんは102歳なんていう計算でも盛り上がった。

 2回目の接種が終わった。副反応も無いようでホッと安心。今週の金曜日、松阪の母の顔を見てこようと思う。まだ施設内には入れないようだ。

  
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小池百合子都知事どう動く?

2021年06月26日 | 日記
 昨年の都知事選前に『女帝 小池百合子』を出したノンフィクション作家・石井妙子さんが『小池百合子「女帝」の最後の切り札』というタイトルで文藝春秋(2021・7)に寄稿している。

 石井さんが「カイロ大学主席卒業」という学歴詐称について綿密な取材をもとに明らかにしたにもかかわらず、知事選では圧勝した。そのことをマスコミも大きく取り上げない。不思議だった。

 「非を認めず、黒を白と言い続ければ勝つ」ということが蔓延してきている。その象徴的存在が小池さんのような気がして来た。コロナ禍においても小池さんは思いつきで、遊びのようなコロナ対策を次々と繰り出し続けている。と手厳しい。

 そして、その根幹には「重大な決断にはかかわりたくないという、小池さんの、あまり気づかれていない本質がある」と指摘している。都知事としてのさまざまな場面での言動から実証しているが説得力がある。

 五輪が近づくにつれて、何も発言しなくなってきたという不可解さも理解できた。ただ、石井さんがこの原稿を執筆していた時には想像もできなかった都議選告示前の「過労による入院」。この後の動きを注視したい。

 「虚が勝つのか、実が勝つのか。日本はそのことが今、問われているのです。」と締めくくっている。

 さて、どんな7月になるのやら。予断を許さない 
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